今週のワタクシの、このブログの身に入っていない感じ。これは、ここにありました。
ミュージックバードの収録。
寺島さんのミュージックバードのラジオに何度か呼んでいただいていますが、未だに慣れません。
というか、こんなにJAZZのことを知らないものが公共の電波使っていいのか、みたいな思いもあり、準備していくのですが、準備しすぎると、自分の意見で完結してしまい話に広がりが出ないことも実感して、今回は、もう、わからないものを持っていって教えてくださいみたいにしてしまいました。
それがエリック・ドルフィーのLast Date。
JAZZ聞き・JAZZの目利きはこれをどういうふうに聞いてるのかなというところで。
私は、この業界に入ってJazzを聴き始めた時に、大家の名前は一通り網羅してCDを買ったのですが、よくわからないものはよくわからないままにしてありました。
ミュージックバードに持っていくにあたり、毎日聞いたところ、ドルフィの演奏に、たとえばピカソとかゴヤとかの素描みたいなそんな印象をうけました。
つまり、画家の大家の力のこもってない、普段の力みたいな。
しかし、寺島さんや島田先生にすると、ドルフィがすごいみたいな気風はあったものの、今聞くと普通、、、。そんな話を聞いて、そういうもんかとも思いました。
ドルフィの音楽をそんな風に言えるくらいまだわかってないからなーみたいなところも含めて。でも、やっぱりリスナーへの説得力あるよなーとか。
とにもかくにも、その程度の私が知識でJAZZを語ろうなどおこがましくて、感性で聞きなさいという寺島さんと、持ってきたものの時代背景や、ミュージシャンの年代記の裏付けを話して下さる島田先生がいて、なんと貴重な体験をさせてもらっていることだろうかと。
先月も同じ話をしましたかね。
でも毎度思うのです。
歌舞伎や芸能の世界は、芸を伝えていくものでしょう。でもJAZZの聞き方もね、「聞き方」なんて言うこと自体間違ってるのかもしれないのだけれど、とにかくそういうことについて先人の話が聞けるというのは、財産だなーとか。
役得ですかね。
ありがとうございます。
(竹田)