壁面収納にオーディオを綺麗に収めると、すっきりして綺麗なのですが、音の問題があります。スピーカーを家具に置くと、全体が一緒に響いてしまう。家具に置かなくて、スピーカーの背面が壁面収納でも、やはり共振して、発揮できない、、。スピーカーの後ろに大きな太鼓を置くような感じになって、それが一緒に響くのです。
しかーし、やりようによっては、弱い壁なら壁面収納の方が良いくらいになるかもしれません。
以前も、スリット効果で、収納家具のデメリットをメリットに変えた記事を載せたことがありますが、今回のパラゴン納品でも◎。家具の設計さんと何度もお打ち合わせし、横の壁、背面などにスリットを入れ、配線用の隙間には吸音材を敷き詰めたところ、壁よりも素晴らしい壁となりました。(板もかなりしっかりしたものを選択。フラッシュ構造などの板は、オーディオ周りにはNGです)
吸音材も今までに色々試しましたが、今のところよいのはN-specのシンサレートというもの。Amazonでも買えます。薄手で、片面がもしゃもしゃ、片面がツルッとした仕上げ。私はからの吸音の仕方が自然で好み。吸音しすぎず、箱の中などでなくても、そのままでも使える感じ。
吸音だけすれば良いのでなく、スリットを入れることで、壁面収納に溜まってしまう音は抜けますから、これが絶対に重要。
弊店では、オーディオシステムをお求めの場合に、こうしたアドバイスもさせていただいているので、リフォームや新築、家具作成の場合は是非、ご相談ください!
(竹田)