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夏休み頂き、本日から通常営業のサウンドクリエイトです。
この夏は暑さもあり台風もあり、結局何もしないまま過ぎてしまいました。
が、体は休まりました!

自宅では5月の旅行に思いを馳せて、オペラのブルーレイを見直したり、展覧会の図録を眺めたり、いつの間にか寝ていたり・・・。

ちなみに、旅先の美術館ではとても空いていて写真が撮れたので、撮りだめたものを時々見直したりしています。
これはブリューゲル(父)の「ネーデルランドの諺」で、100以上の諺が1枚の絵に盛り込まれています。

Wikipediaでも1つ1つ日本語解説があるのですが、現地の図録とは内容も絵の取り上げ方も多少違っています。

例えば・・
この壁に向かって頭から突っ込んでいる人の絵、1つとっても
「頭から壁に向かう」=不可能なことへの挑戦
なのだけれど、
Wikipediaでは、この人の足元を取り上げて
「一方の足に靴、もう一方は裸足」=バランス感覚が優れている
とありましたが、図録にはその記載はなく反対に
「鎧を着る」=怒っている
との記載が。

どちらも正しいのでしょうから、そうやって拾い上げて行ったら100どころか、1.5倍にはなりそう。
また国も風習も違うので、完全に日本の諺とイコールになるものがあったりなかったり。

時代が変われば感覚も変わり言葉も変わっていきますものね。

「百聞は一見に如かず」
なんてよく言いましたが、インターネットでなんでも見聞きできる時代。
人から何回も話を聞くより一度実際に自分の目で見たほうが確かな情報が得られる・・と言う意味なので「インターネットで見る」のも百聞の意味に入りますが、世の中がこうなってくると、読み違えてしまいそう。

最近のオーディオならば、百回オーディオで聴くのと1回のコンサート、どちらが!?
・・それはまた別の話か・・。

それでは今期後半も元気にガンバリマース!

追記 「百聞は一見に如かず」は漢書からの一文だそうで、この先があるのを今知りました・・
(竹田)

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