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ミンコフスキ指揮する都響のブルックナー5番@サントリーホール
ミンコフスキという名前を知ったのは、吉田秀和著「モーツァルトをきく」で、確か交響曲40番について書かれていた章だったと思います。こういう指揮が出てきた、こういうのもアリだなみたいなことが書いてあって(すべてがうろ覚え)、読んだ頃よく聞きました。読んだのはこの2,3年ですが、おそらく90年代に書かれたもので、当時はミンコフスキも若手だったのでしょう。
とても興味がある指揮者だったので、生演奏を楽しみにしていました。ブルックナーだけど。
歯切れのよい、疾走感のある指揮で、やっぱりこの感じがミンコフスキなのだろうなと。
会場でばったりお目にかかった弊店のお客様は「引き締まって推進力があるね」と。
ブルックナーはもう少し重々しく聞きたいけど、マーラーは合いそうとお話しされていました。
たしかに!!
いずれにしても生演奏は面白い。
自分も一定時間集中して聞くし、発見があります。今回は2階の右手でした。

エリック・クラプトン 24ナイツ
DVDで見られますが、映画館でただいま上映中。
春の来日コンサートに行ったのでその熱の冷めないうちに映画館へ。若い時の恰好イイこと。
髪型、黒づくめ、白づくめも真似したくなる。
変な言い方ですが、クラプトンは、女の人を抱くようにギターを弾いているように見える。
ちなみに、24ナイツでは、バディ・ガイというギタリストを初めて知って、これまたハマりました。
もう魂で弾いている、魂で歌っている。

★ Once Upon A Time in America
なっがーい映画ですから、中々観るのに勇気が必要なのですが、10本に入る好きな映画の1本で、40代になってからは多分初。2-30代のころと違って、また感じ方も変わります。何度も見てるので、いろんなところに伏線が敷かれていたことも気づきます。主人公、デ・ニーロ扮するヌードルズと、ジェームス・ウッズの演じるマックスとの性格の違い、それによる人生の結末の違い。

ゴッドファーザーのイタリアンマフィアとは異なる、ユダヤ系のマフィアの話。貧しさの違い、大切にしているところの違い。

まだまだ若造とはいえ、ワタクシも40も半ばを過ぎると、どうしても譲れないことなども出てくる。2人の心情のどちらも想像できるので、なんともいえない気持ちがこみあげてくるのでした。
しかし、「なげー!」
(竹田)

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