BLOG

本日、哲学者・黒崎政男さんのお宅からほぼ実況中継でお送りします。

A6AB71F7-DC6B-4296-A3B5-CAC55250F580

先日納品させていただいたEMT 930STと、LINN 内蔵フォノイコのURIKA1と2。(右が2)

内蔵フォノイコのLINN LP12と、EMT 930はとても近い存在。微小信号を扱う部分の短縮に関して、黒崎さんは絶対の信頼を置かれています。若い頃、アナログ再生の不安定さに神経を使われ大変なんご苦労をされたため、アナログは未完成品として、蓄音器へ向かわれていった氏ですから。

しかし数年前ひょんなことからLINN MAJIK  LP12を導入されてからは、その安定感に驚かれ、次に見据えられたのが内蔵フォノイコのURIKA。

真空管アンプを作られる氏は、ターンテーブルから出る信号が短いに越したことはない!と、初めから力説されていました。

5E391644-F283-4D90-A7F5-7C60E9891546

L KonfigでカートリッジKandidの設定を見るの図。写真奥のLP12は外から変わった様子はないけれど…

URIKA2が出ることがわかった上でのURIKA1導入でしたが、店頭でその差も聞かれご納得の上、この度2にご変更。4BFED71F-5341-4FEF-9136-0063329FC629

この盤、鳴りにくいんだけどさ、とかけたレコードでしたが、カサドシュスのピアノがこんなに愛らしいとは。オーケストラとピアノの呼吸のやりとりが見えるかのようです。

「解像度上がってるのに分析的じゃないんだよなあ」まさしくその通り。

モノラル専用にと導入されたEMTもステレオカートリッジに付け替え、その差を聴き比べしました。

骨太でシンフォニーもピアノも力強い演奏のEMT。どちらもそれぞれの素晴らしさがあります。

しかし、なんて贅沢な比較…。ため息が出ます。

EMT導入物語はまた後日に。黒崎邸より実況中継でした!

コメントは利用できません。