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神保町老舗の富士レコードさんのレコードを取り扱いしています。
店頭で試聴もできるので、お店でも在庫の中から時々かけてみています。

★ ブーレーズ指揮のベートーヴェン!?

ピエール・ブーレーズというと、マーラーやベルリオーズの幻想、ストラヴィンスキーなどを思い浮かべます。
他はシェーンベルクとかバルトークとか割と現代に近い作曲家を指揮する印象がありまして、「エ!ベートーヴェンのイメージ皆無!」と思いターンテーブルに載せた1枚。
帯には、解説の一部が抜粋で、あまりに通俗的になった5番「運命」にブーレーズらしいアプローチをしているようなことが書いてあってちょっと面白いので聞いてみよう。

まるでゴジラが出てきそうなゆっくりしたテンポの冒頭。
「しっかりと」それぞれの場所に置くように、確かめるように進んでいく、今まで聴いたことのないベートーヴェン。
他の・・今まで聞いていたギュンター・ヴァントや、スクロヴァチェフスキ、ティーレマンなどとは全然違う。
最初だけテンポがゆっくりで急に疾走するわけでもなく、どっしり構えているような確かさがあるのですが、
重々しいというわけでもなく、妙に聞き入ってしまう。好感を覚えた1枚。
ライナーを読むだけでも900円て安い気がする。

★ BOOWY 

中学のころ、男子(ダンシ)がよく聞いていました。
今やカラオケでBOOWYがかかると大盛り上がり。
この盤に入っている曲はどれも知らないけれど、音も中々いいっす。
タイトルの「Instant Love」も帯の文句も、こんなこと言ったって
怖いことや気持ち悪いことが今のように充満してなかった、正しい不良みたいな、なんかいい時代って思います。
子供のころ、父がよく、こういう音楽とクラシック音楽などの値段が一緒なのが解せないと言っていましたが、
買った者にとって大切さは同じ。
ちなみにこの2枚では、ブーレーズが900円で、BOOWYは2,500円です(笑)。
私はどっちも買います。(売れ残ったら)

★ デレク& ドミノス  いとしのレイラ

もうすぐエリック・クラプトン来日ですから、いかがでしょう。
この盤に関しては、音はBOOWYのほうがよかったけど・・。
(竹田)

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