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こんにちは。白川です。

皆様お待たせいたしました。先日の竹田のブログにも載っていました、
1950年代前半にスタジオの壁掛け用モニタースピーカーとして使用されていた、
RCA MI-11407 Type C型から着想を得て作った、サウンドクリエイトオリジナルキャビネット。
通称ミニRCAの調整が完了しました。(以下、ミニRCAという。)

ミニRCAは、もちろん低音もしっかり出るのですが、
私はパワフルで伸びやかな中高域が特徴のスピーカーに仕上がったと感じています。

そんなにパワフルなミニRCA、驚くべきことにユニットは「beyma 4FR40」という
現代の4inchの小さいフルレンジユニットがついております。

以下、調整内容です。

調整当初は低音が出ないこと、鳴りによる謎の異音に困らされていました。
通常、調整中の利便上、裏蓋のネジを上下の2本だけ留めるなど、
完全に閉めずに調整を行うことが多いのですが、
ネジを完全に閉めてみると箱鳴りが収まり、異音もなくなりました。

低音に関しては、LINN K20とSAEC SPC850で聴き比べをした。と記載しましたが、
SAEC SPC850は低域量感が増え、まろやかで落ち着いた音にするのが得意なSPケーブルで、
最近弊店でも試験的に導入をしています。

今回のミニRCAには合いませんでしたが、
元々低域が少なめのスピーカーをお使いの方や、低音の量をもう少し多くしたい方などは
ご検討されてみてはいかがでしょうか。

ミニRCAが吸音調整を行うたびどんどん音が良くなっていくのを実感し、
また、聴かれたお客様から驚きの声もいただき、私自身の吸音作業に対する自信に繋がりました。
これからも皆様に感動していただけるような音を目指し、作業を続けていきます。

まさに小さな巨人という言葉がぴったりなミニRCA。

ぜひ皆様一度、ご視聴にいらしてください。

(白川)

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