今回の大震災、本当に大変なことでした。
被害に合われた方には本当に心よりお見舞い申し上げます。
個人的には、当日2丁目のレガート店頭に居たのですが、地震の後5丁目本店とさえ連絡が取れず、家族の無事がすぐにわからなかったり、多くの人と同じように不安な状況の中におりました。
お店に電話やメールで「大丈夫?」とご心配の声を頂いたり、お越しいただく方まであって、本当にありがたい限りです。
それにしても、一人でも多くの方の無事を知ることで随分気持ちが楽になったものでした。
個人的な話で恐縮ですが、自身の母が、土地勘の無い場所で足止めを食ってしまい、自宅まで歩いて帰れる距離でもなく、バスの待合所で夜明かしになりそう、という連絡が入った際には、普段外泊もしたことないのに、どうするんだろう、と心配でヤキモキしました。
結果的には12時近くに電車が動いて、自宅まで帰ってきたのですが、思いがけず元気。
聞けば、「今日は電車は動かないらしい」という情報が入ってから、そのバスの待合所に同席していた2,30代の男性が、そこにいる皆を元気づけようと、一生懸命皆に話しかけたり、「歌でも歌いましょうか!」と音頭を取ろうとしたりして、彼のおかげで皆リラックスしたのか、それぞれに話し始めたりしていつの間にか輪が出来たのだそうです。
そんな母も疲れが出たのか次の日にはダウンしていましたが、不安な状況の中で心温まる話でした。
今朝のラジオでは、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を流していました。繰り返し聴いていたはずの曲ですが、なんだか初めて聞くように感じられて、一生懸命歌詞を追いかけている自分がいました。
被災地の1日も早い復興を心から祈念するとともに、・・・これは被害の大小にかかわらず全ての方にとってだと思うのですが、普段とは異なる環境の中でのストレスや不安が知らずの内にたまっているはず。それが、少しでも早く軽くなっていけば、と願うばかりです。
(竹田)