ここのところ、オペラづいています。
劇場に出かけているのではなく、もっぱらオーディオで聴いているばかりですが。
歌舞伎が好きだからなのか
人の声に魅力を感じるからか
物語があってわかりやすいからか
興味の根底にあるものは、
何なのかわかりませんが、
しょっちゅう変わるマイブームのいまブームが、オペラ。
ということで、最近の積ん読もその傾向。
・オペラでわかるヨーロッパ史/加藤浩子
なにごとも、その歴史や背景を知ることで深い理解ができるとフロイト的考え(どこが)を持っているワタクシなので、こういう本大好き!
物語が生まれ、音楽が響く、その背景には、その時代、その土地、そこで暮らす人々を取り巻く環境が大きく関わっているのは当然。
この本では、いくつかのオペラを題材に、ヨーロッパの歴史を読み解いています。
・リンボウ先生のオペラ講談/林望
「フィガロの結婚」、「セヴィリアの理髪師」、「愛の妙薬」、「椿姫」「カルメン」「トスカ」以上の6本の有名オペラについての筋書を含めた講義。
オペラを観に行く前には読んでおくといいだろうし、これらを聴くのに大きな助けに。
なにより、リンボウ先生の書くものは、「謹訳 源氏物語」もそうだったけれど、読みやすくてワタクシ向き。
・モーツァルト 天才の秘密/中野雄
「魔笛」のことをなーんにも知らないので、何か読みたいと思い手に取りました。「魔笛」はこの本の最終章。
ということで、本のおしりから読み始めました。
マジメなA型は、大抵頭から読み進めます。
それでいつも歴史の本は、クロマニョン人とか人間になるまでが長すぎてせいぜい四大文明で力尽きます。
モーツァルトも、幼少時代でいつも終わってしまうので、初めて本を後ろから読んでみています。
・恋するヒロイン -オペラに見る愛のかたち/中野京子
この方の書くものも、とても気楽で気軽に楽しめます。
題名の通り、愛に生きるオペラの登場人物、ヒロインがどんな恋に生き、どんな女性だったか、軽快なタッチで書かれています。
あとは、以前もご紹介した「オペラと歌舞伎」も、とっても面白い。
‥そうなのです。
学術的な難しいものより、気楽さ読みやすさが一番のポイントの、Legatoの積ん読です。