弊店は遅めの13時オープンなのですが、11時頃皆来社して準備をしています。
営業は午前納品などがありますが、他のスタッフは掃除やお問い合わせの対応のほか、
大切にしていることが、日々のセッティング。
ご試聴用のセットアップや、新しい機器が入った時は壁からの位置やスピーカー間などを見て位置出しするのは当然なのですが、システムが変わらない時でも毎日やることがあります。
たとえば、こんなことをしています。
・ケーブルぱたぱた 毎日
掃除機をかけたあとに床に静電気が起こっているためか、音がうるさくなる。
なので、スピーカーケーブルを一度床から離したり、人間に電気が落ちるようにちょっと触ったりする。
・吸音用の布を干す 毎日
雨の次の日や暑かった日など、そこかしこ(部屋の隅やラックの裏など)吸音している布などが湿気を帯びて全体的に音が重くなることがある。
そのため、午前中の間エアコンの下で少し換装させる
・ネジの緩み 週に数回
動かしても動かさなくてもネジは緩むもの。スピーカーの端子、ケーブルの端子、スパイクのねじの緩みを時々見て締める。
ちなみに鳴らしていないスピーカーの端子やアンプのアース端子も緩んでいると小さな共振を起こす。
音量大きめに聞かれる方の場合は、ビリビリした音がのることもある。
ネジは緩んだら締めるもの。
ラックのポールも然り。(スピーカーユニットを留めているねじも時々は確認の必要がありますが、力いっぱい締めすぎるとよくないのであまり触らない方が無難。すべてのねじのトルクを合わせる必要もある)
音がうるさい時は、うるさい原因探しにスタッフ総出。
一度電源を落とす‥という手もありますが、原因究明しにくくなるのと、またすぐにうるさくなったりするので、うるさい中で接続方法の間違いや、上記の静電気の影響などを探す。
お店は1つの分電盤に5-6システムがすべてぶら下がっているため、何か1か所おかしいと、全部の部屋の音がうるさくなります。
加えて、電源、LANなどが1か所から店内中に張り巡らされているので、ビルの躯体の鉄筋の柱や建具の金物の近くに、使っていないトランスやネットワーク、ケーブルの巻いたのが置いてあるだけで、システムに干渉したりします。
一般のお宅でそこまで神経質になる必要はないけれど、それでも多少の干渉はあるので、TV裏などの配線をなるべく短めにしたり、ケーブル同士があまり触れないようにしたりすると、今よりずっとよくなったりします。
上のようなことを日々やってみて、何がどの程度影響があるか、影響が少ないとどれだけ違うか・・を皆体得していく・・そんな感じです。
ちなみに、うちの若手の加藤は「うるさい音」センサーです(笑)。
(竹田)