みなさま、こんばんは!
しばらく、HP改装につきお休みさせて頂いておりました。
今日ははりきって長くなりすぎないように気をつけます!
さて、今日は昨日お休みを頂いて観に行った歌舞伎について。
歌舞伎は以前から好きで時々観に行きますが、昨日は久しぶり。
見たかった演目「籠釣瓶」が歌舞伎座でやっていたので、行って参りました。
主演はTVドラマ「鬼平犯科帳」でも有名な吉右衛門さんと、女方の中で私が最も好きな役者さん中村福助さん(中村橋之介のお兄さん)の演目でした。
さして詳しいわけでないのですが、歌舞伎の何が好きか一言で言えば全体の空気感です。
歌舞伎はもともと江戸の町人の娯楽ですし、おそらく誰が観てもわかるようなわかりやすいもののはず。(もちろん、細かいことを色々理解した上で観ればまた面白さは広がるのでしょうが)なので、衣装や役者の動きなども、大げさなくらいに大胆です。
驚く表情、怪訝に思う表情なども顔だけでなく体全体で表現します。
修羅場の斬り合いなどでも、重そうな衣装で無理に早く動こうとしたりせず、不自然なくらいゆっくり立ち回り、一つ一つの場面を静止画のように見せるのです。
その下流にずっと絶え間なく流れているような緊張感、それが清清しく感じられ、どこか心地よさを感じます。
人気の演目の名せりふ。
以前もコンサートのことで書きましたが、名せりふを待つ客席の緊張感、役者の名せりふを言う前の「溜め」、「溜め」ている間に客席から発せられる「待ってました!」の掛け声。(本当に素晴らしいタイミングで、江戸っ子風のイントネーションで、これがまたいい声で掛け声する方がいらっしゃるのですよねぇ。そういう掛け声があるとないとでは役者さんも気合の入り方が全然違うだろうなぁ。)
そういう空気のメリハリ感が堪らなく好きです。
さて、昨日の歌舞伎がどうだったかというと・・・長くなってしまうのでまたいつか・・・。少し感じたことは、名舞台は「名主役」だけでは成り立たないということでした。
(オーディオに例えるなら、スピーカーが主役でアンプやプレーヤー、アクセサリは小道具かな)
(竹田)