昨日日比谷ミッドタウンの脇を歩いていたら、少し雨に濡れて、地面に光が映り込んでとても綺麗でした。
この景色を見てて、ああ、適度な水分はオーディオにも必要だなぁと、しみじみ思いました。
乾燥しているとオーディオって神経質になりますし、オーディオでは、みずみずしい、フレッシュ、ジャズボーカルの濡れた唇とか、いい塩梅の水分を含んだ音は、理想の音の一条件だと思います。
ただ、それだけではダメで、外面的な華やかさや美しさで魅了しても、その世界に奥行きがないと人は飽きてしまう。
それって、例えばケーブル変えたり、スピーカーを変えたりするだけでは表面的にしかかわらずで、再生機の安定したピックアップ、ノイズの影響を受けにくい環境(体幹)、電源取り回しなど、根本的に環境整備した上で、さまざまなオーディオアクセサリーが活きてくるのだと思います。
オーディオマニアにとっても初心者にとっても、いい音というのは絶対性があって、それは本当にいい塩梅の水分が含まれていると思います。
でも意外に忘れてしまうことでもあるので、時々何度も言ってみるのでした。
(竹田)