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秋の夜長。夏の熱気で火照った体を少しずつ冷ましてくれる Cool Jazz はいかがでしょうか?

 

①Arnold Klos Trio ” ELSA”(アーノル・ドクロス )

コロコロ転がるようなピアノのタッチと、心地よいアレンジででスタンダードナンバーをカフェミュージックのように変身させる アーノルド・クロス。

澤野工房での作品よりも以前からファンのいるオランダのピアニストであるアーノルド・クロスは、敬愛する ビル・エヴァンス が演奏した曲を数多くアレンジ/演奏しています。

中でも”ELSA” は、肩の力が抜けたリラックスアレンジが冴えわたり、午後のコーヒータイムにはもってこいの軽さと優雅さが ◎ で、思わずスキップしてしまいそうな ”Waltz for Debby” は彼ならではです。

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②Vladimir Shafranov Trio ”Russian Lullaby”(ウラジミール・シャフラノフ)

幻の名盤と言われていた ”White Nights” では名手 アル・フォスター、ジョージ・ムラーツ と共に渋いプレイを決めていました。

今作は ウラジミール・シャフラノフ自身のオムニバスの様な選曲で、彼の他の作品の中でも異彩を放っています。

幼少時代から身に付いているクラッシック音楽の要素をふんだんに入れながら、New York のハードバップスタイルを混ざり合う独特のスタイルに加えて、映画のテーマ曲、ショパンなどの曲でてんこ盛り!(ライナーノートにもそう書いてあるくらい)

特に秋に向いているかと言われればそうでもないのですが、4曲目の ”Spartacus Love” は枯葉の銀杏並木を思わせる哀愁があります。

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③Robert Lakatos Trio ”SEPIA” (ロバート・ラカトシュ)

澤野工房レーベルの歌姫、ハンガリーのニコレッタ・セーケとの共作も人気の、やはりハンガリーのピアニスト、ロバート・ラカトシュ。

彼のピアノの特徴は、とにかく透明感がありキラキラ輝く音色と清涼感。別作品の ”Never Let Me Go” は優秀録音賞も獲得したほどの Good Sound で人気の一枚。持ち前の清涼感で涼しげなプレイを繰り広げていますが、今回お勧めの ”SEPIA” では CDのカバーアートのイメージ通り!夕暮れ時を思わせる影のあるメロディーが透明感に 儚さを与えてくれています。

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どれも新譜ではありませんが、この季節になると気づいたらよく聴いてた・・個人的なお勧めでした~

(金野)

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