今なら、NuForce CUBEとか、Beats Pillとか、色々手軽なスピーカーがあって、そういうものは「PCの音を気軽に」とか「BBQ！」、「公園でヨガの時に」などなど・・・。
それぞれの用途やシーンに応じて、音楽を楽しめることを皆さん考えますよね。

状況は大きく違えど、昔も同じ。
今回Legatoに入ってきたのは、軍用のもの。
音楽はどんな状況でも必要だったのでしょう。
東ドイツのなんと秘密警察で使われていた屋外用のモデルとか、軍用で移動の時に持って運んでいたものだとか。

写真は、Zeiss Ikon Cinema Buffleのスピーカー。
スピーカー？
はい、スピーカーです。

じゃん。
スーツケースを開くと、こんなスピーカーになります（奥）！
（ケーブルの長さの関係で上下さかさまです）
平面スピーカーの趣で、ハイスピードで、バッフル面が大きいだけに広ーい音場、楽しくなる音。
オペラの「ナブッコ」、イタリアの第2の国歌と言われる「行け、黄金の翼に乗って」など聴くと、合唱の人々の声の層がいとも簡単に出て壮大。
しかし、重苦しくなく、実にいい！！

「なんだか、これすごいな・・・」と思えば、スピーカーがRFTのスピーカーでした。

RFT L3060のフルレンジ。それの2個使い。
ユニットは、真ん中にサブコーンがついています。
フルレンジ1発でも、うまく帯域を分けたかったり、特性を変えたかったりという意味でつけているのだと思います。奥行きだとか立体感が出るのはこれも起因しているのかな。
布のカバーはサランネットの役目もしているそうです。

箱は、木製でしっかり作られています。

結構丁寧なつくりですよ、これ。

もう１つは、その秘密警察の屋外用に使われていたと言う丸いスピーカー。
上から2番目の写真の手前にあるものです。
メーカーはPGH-EのType AL 6/1。

これには、RFT L6506、サウンドクリエイトのオリジナルスピーカーでお馴染みのあのユニットが搭載されているのです。

なんでもSNEAKY DSMで鳴らしちゃいますが、ものすごく現代的で、これ私結構好きな音です。足回りが良いというか、キレがよくて、中域は厚ぼったすぎず、さわやか。
恐らく天吊りにしたり、斜めに置いたりしていたんでしょう。

後ろ姿は軍用の水筒みたいですけれど、こんなのこ洒落たお店の天井からつり下げたりしたら格好いいなぁ。

今日は一日降ったりやんだり、閉店後もゲリラ豪雨がありましたが、雨に負けじと店内には音楽とスタッフの歓声が響いておりました。

FACEBOOKにて、トランク型のスピーカーの写真、何枚か掲載しています