使いこなし

今日も人気のAudel NIKA

あれれ、横になっちゃって、お疲れかしら?
いえいえ、実はこのように横にして鳴らしてみています。
・・・というのは、今から21時間前。
お客様のご来店もなく、並木通りも人通り少なく、今日はそろそろ終わりかな―と、リラックスモードで好きな曲をかけ始めました。
NIKAって評判はいいけど、さすがにシナトラ&エリントンは難しかろう・・・
試しに・・・とかけてみると、鳴る鳴る!!

これは大型のスピーカーでもセッティングうまくやらないと、中々難しい。
このアルバム、エリントン・オーケストラのゴージャス感、シナトラのそれに負けぬシルキーで弾力のある歌声との掛け合いが痺れるほど格好いい贅沢な1枚(・・・と気づくのに数年かかりましたが。最初は良さが分からなかった)。
しかしながら、中々うまく鳴ってくれず、音痩せしてしまうと良さは出ませんし、かといって結構レンジの広い録音で、本当に気持ちよく鳴ってくれることは、現代のスピーカーでは稀。
ちょっと難しいのです。
だから、NIKAは、もしかすると、このアルバムの良さを引き出してくれる1番安いスピーカーかもしれません。コストパフォーマンスで言えば他に右に出るものはないでしょう。
さて、そんなNIKAに機嫌良くして、今度はバド・パウエルの「クレオパトラ~」とか、アート・ブレイキー「MOANIN’」とかブルーノート系を聴き始めてみると、あれ、ちょっと・・・。
期待したような鳴りをしません。
本店スタッフに「かくかくしかじか」話すと、ブルーノート系は、シナトラ&エリントンに比べると、レンジが狭いかも。中域濃いくちセッティングがいいかもね、との話。
少し後ろに下げたり、内側に寄せたりでよくはなりますが、エリントンの感動に及びません。
以前、本店で「こんな時は」と、スピーカーの上下ひっくり返したり、RFT1基を横置きにしてみたのを思い出し、試しに。
おぉ!これが一番いい!
・・・で一番上の写真に戻ります。

Legatoは設置上、スピーカー間があいてしまうので、こうすることで物凄くよい結果に。
ブルーノート系だけでなく、シナトラもボーカルがぐっと前にきました。
もちろん通常の置き方で大きく内側に縮めてみるのもありだとは思いますが、NIKAはどこから見ても美しく、横置きにしても違和感がないのです。
オーディオでは正解は1つではありません。
メーカーが推奨する置き方にこだわらず、時には発想の転換で色々試してみると、素晴らしい発見があるかも知れません。
一応、通常の顔も・・・

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