ここのところの積ん読は、これ一本。
「蒼穹の昴」浅田次郎著
ベストセラー作家という言葉に、ミーハー的なものを感じて手を出していませんでした(なんちゅう天邪鬼)が、
4巻のうちまだ2巻の半分を超えたところですが、
面白いやら素晴らしいやらで、ため息が出ます。
中国最後の王朝、清朝末期を描く歴史小説で、文章は読み易いし、登場人物の会話なども現代風に書かれているのだけれど、きっとそうであったに違いない、でなければこうした流れにならなかったろう、この人はこの地位に居ないだろう、というような、ものすごく説得力のある小説で、ものすごく面白く読めるし、歴史は繰り返す、そこから私たちはどう読み取って、どんな風にしたらよいか、どんなふうにしたいか、ということをごく自然に感じさせます。
何百年も長生きして、歴史の変遷を見てみたいとも思わせるような、、。(化け猫になっちゃう)
今は、これとゴッドファーザーを英語で見る、、のが、眠りにつく前の楽しみです。まぁ割と直ぐ寝落ちしてしまうのですが、、。
(竹田)