納品先ではいつもドギマギいたします。
最近でこそ、緊張でおなかが痛くなる・・ということもなくなりましたが、
自分の責任下で納品に行き始めて15年近く・・不測の事態を何度も経験してきて、だいぶ歴戦の勇士に近づいてきたか!?
しかし今回も緊張した―!
トラブルシューティング その1 ネットワーク編
事前に伺っていたネットワーク環境ではありましたが、思惑違いが1つ。
大元のルーターがある部屋と今回LINN DSMを納品する部屋が壁のLANで繋がっているとのことでしたが、
大元のルーターのWi-Fiと、壁のLANに繋いだアクセスポイントではなぜかIPアドレスのセグメントが揃わない。
(「192.168.10.1」と「192.168.12.1」みたいな感じ)
これでは一生すれ違いです。
おそらく壁のLANポートに割り当てている別のルーターがあるようなのですが、どこにあるかが不明。
しかし、Wi-Fi接続機器も多く、ルーターの変更などはリスキーです。
大元のルーターとLINN DSMをWi-Fi接続するには距離が遠すぎて心もとなく、持って行ったAtermの中継器を大元のBuffaloルーターの中継器に設定しました。
今度WEBアップしますが、この設定の仕方、かなり確実性があり、とっても重宝します。
トラブルシューティング その2 デジタルコンサートホールの5.1chの音
今回はLINNサラウンドをご所望。とりわけベルリンフィルのデジタルコンサートホールを5chで聴かれることがテーマの1つでもありました。
LINNのサラウンドは現在、送り出し(プレーヤー)がPCMマルチ出力で出せるものなら、サラウンド対応可能です。
すべての接続が整いましたが、デジタルコンサートがサラウンドで出なーい・・。
Apple TVならば、PCMマルチで出るので、機械的には問題ないはずだけど・・・。
これは、思い込みでしたが、Apple TVで再生する際の設定時「2chステレオ」や、「ハイレゾ」でなく、「アトモス3D」を選択すれば、単純にPCMマルチでも出力されました。「アトモスではない」と思い込んで、最初は他の設定を探していましたが、まずはなんでもカット&トライだ!
トラブルシューティング その3 リアスピーカーの無線スピーカーの音がバリバリいうけど・・・
リアスピーカーは、お部屋の後方で配線ができないためとお使いになられていたDYNAUDIOのXEOシリーズの無線スピーカー。無線の通信が悪いのかバリバリいって、送り出しのモジュールのLEDもチカチカしてどうも調子が悪い。お客様に伺えば、昨日までご使用されていたとのこと。金野がモジュールを上げ下げしたところ、それによって変化が出るため、これはどうやら置き場所か、ということで置き場所をTVの真下からノイズの少なさそうなラックの空いた場所に置いたところ通信が安定しました。ホッ!
トラブルシューティング その4 AKURATEの電源交換
UTOPIKの電源交換は割と簡単で、その昔DYNAMIK POWER SUPPLYの時も随分交換したので、あまくみていましたが、AKURATEの電源部交換は、メイン基板も外さないと外しにくいということが途中で判明。これは事前に店で内部を見ておくべきだったと大反省。もちろん外して問題なく交換できましたが、ちょっと時間がかかってしまいました。
ドギマギ続きの納品でしたが、最後は全てシューティングして、お客様も「嬉しい!」とのこと。
にしても、まだまだ修行が足りません!
(竹田)