日曜日の夕方、人通りも少なくなった並木通り。
若いカップルがお店の扉をあけて、まっすぐ店の中央まで。
「レコードって聴かせてもらえますか?」
どんな曲が?などの話をしながら針を落とすと、2人ともLP12に頭をくっつけて真剣に針先を覗き込んでいました。
40の台にのる私は、子供の頃はサンスイのシステム、我が家でのCDプレーヤーの導入は遅かったので、簡易になったレコード&カセットのコンポで両親のレコードをカセットに録音して聴いていました。なので、この業界に入ってレコードと言われてもそんなに大きな感動はなかったのですが、20代、30代前半?の方はレコード触るのも初めて、見るのも初めてという方は結構多いです。
1,2曲聴かれて、もう一度LP12のそばに寄って、
針上げてみていいですか?
おおおおーーー
というやり取りのあと、JAZZ喫茶ベイシーに行ったこと、LINNを使っていたことなど話され、
久々に感動したー
いつか絶対買います!
・・と帰って行かれました。
40の私が言ったら笑われそうですが、今の時代若い人に欲がないというニュースをよく聞くので、そういう人の「いつか買う」は、なんかすがすがしい感じがしました。
そして、少し前にSNEAKY DSMをお求めくださった若い方から嬉しいメールと素敵な写真が。
とりあえずセッティングは何とか落としどころをつけた感じです。
置いている棚がチープな材質なので、ボワつきを抑えるのに少し苦労しました(今はインシュレーター+ヌバック革)。
あとは敷物を色々試して、いい塩梅のを少しずつ探っていこうと思います。
とにかく在宅中は常時何かしら鳴らしている状態で、生活が変わりました。
よい買い物ができました。
若い・若くないは関係ないといえばないのだけれど、あるといえばある。
でも音楽への熱というか愛情とかって、若い・若くないは関係ないかも?
どれだけの思い入れがあるかは、人それぞれ。
音楽好きな若い人はたくさんいるので、音の扉が開けたらな。
人生違ってくるよ~・・・と老婆心なお節介おばちゃんです。