当店ではお客様のご自宅まで、オーディオの機器をお待ちしてセッティングすることが当たり前になっています。
そう、車で移動する機会が非常に多いのです。
遅い時間に仕事が終われば車で自宅まで帰り、通勤も車。
結構長い時間を車の中で過ごすことになります。
欠かせないのはやはり音楽。
家や店頭で聴く音楽とは違うものを知らない間に選んでいることに気がつきました。
最近はなぜか Otis Reding(オーティス・レディング)をよく聴いています。
もちろん今まで何度も聴いたことがある曲なのに、ある時ゾワゾワっと、オーティスの叫びとも唸りとも言えない歌声が体に入って来たからでしょうか。
写真のドック・オブ・ザ・ベイ はオーティスが亡くなってから大ヒットした有名曲。
どちらかというとパワーのある声とノリで聴く人の体を動かす オーティス・レディング のイメージよりも優しさと渋みがあります。
最近の車中の友はこれではなくて、元々のエネルギッシュな方。
Try a little tenderness でオーティス オンステージの最高潮が来ると、眠い渋滞の高速道路も乗り越えられるのです。
今更ながら キング オブ ソウル にハマる(車の中で)このところ。
そういえば、アランパーカー監督の映画「ザ・コミットメンツ」で、アイルランドの労働階級の若者たちがバンドで一山当てようと、往年のソウルミュージックをカバーしてライブでのし上がるストーリーで、Try a little tenderness を熱演してたっけ。
ボーカル役が 当時16歳だったと聞いて驚きました。
なんとなく車でソウルミュージックから昔見た映画をまた見たくなっている、今日この頃です。
(金野)