
連日納品が続いておりまして、お恥ずかしいですが昨日Instagramに挙げた内容をブログにアップしようかと・・。
そうこうしていたら、LINN からLP12関連の新製品のニュースで、サブシャーシと電源の最上位モデル、KEELとKLIMAX RADIKALに大きなアップグレードがあるようです。こりゃ大変!
またどんな音楽を見せてくれるんでしょうか・・・。
昨日Music Instagramにあげたのは、サンソン・フランソワのショパン、ピアノ協奏曲第1番。
サンソン・フランソワの弾くショパンは、とても魅力的ですが、ショパンを聴くというよりは、「グールドのバッハ」みたいにそれ自体が確立した芸術のように思えます。
それでなのか、すごく好きなんですが全部ぜーーんぶは聞いていないのです。
なんだか、ちょっと毒が強すぎて・・というか、お腹いっぱいになっちゃうというか。
ボックスなども出ていますが、散々ためらって結局買わず仕舞い。
それで、ショパンのコンチェルトもこれまで聞いたことがなかったのですが、1番を聴いたらやっぱりハマってしまいました。
もう、とてつもなくサンソン・フランソワ。
1楽章では、一体他の人のそれと何が違うんだろうと耳を傾けていると、ピアノの音色が烏の濡れ羽色のように感じられてきました。
3楽章のピアノは、なんと表現したらよいのでしょう。馬のギャロップのような感じ・・。でもちょっと歩きはじめの赤ちゃんの走りのようなところもあるかなとか、感じ。2つの手、10本の指を、4本脚に感じるというのはなんなんでしょうね。
つい同じところを何度も聴いてしまいます。
そしていつも真剣に聞きすぎてちょっとだけ疲れちゃうのです。
でもそれは甘美なものなのです。
不思議なサンソン・フランソワ
(竹田)