本店スタッフ藤井の酒ブログにはまさか太刀打ちできるとも、同じ土俵に立とうともしていませんが、とにかく最近のマイブームはウィスキー。
学生の時にコーヒーやビールの味がわからなかったように、最近まで「ウィスキー=薬品臭い」と思っていましたが、レコード聴くようになってから、常備酒になり、飲んでみると他の銘柄も気になり・・・と音楽のごとく広がりつつあります。
好奇心旺盛週間です。
さて、そんなこんなで、ウィスキーの味のとば口を知ってから、バーに行く楽しみが増えました。
バーって、なんだか邪な感じで、
カウンターの向こうから
「あちらのお客様からです」
「まぁ」
みたいな固定観念があって、敬遠していましたが、実は面白い。
割と地域密着型なんだということが分かりました。
最近行ったお店は銀座で三軒。
とにかく、いまは恥も外聞もなく、
「わたしはウィスキー初心者です」
「今まで飲んだウィスキーは、かくかくしかじかで、これはこういう風に感じました」
「初心者なので全然違うのが飲んでみたいです」
みたいなことをお店の方に言って出してもらいます。
プロに任せた方が早いし、世界が広がる。
自分のお気に入りを決めるにはあまりにも何も知らなさすぎます。
そこでだしてもらったのがこれ。
1軒目は、女性のバーテンダーさん。
「(LINNを扱っているので)スコッチが飲みたい」
「最近飲んだのはジョニーウォーカーとマッカランの1824シリーズの直輸入というやつ」
「マッカランはマイルドでした。もう少し立っている感じの飲みたい」
と言ってでてきたのがこれ。
バルヴェ二ーというので、2つの樽で寝かせたもの(Double Wood)とのこと。
これはスペイ川流域のものとのこと。
色々教えてもらいましたが、さっぱりわかりません。
受け売りで書いています。
ちなみに、LINNの40周年でハイランドパークのオーク樽を使ったLP12が限定発売されましたが、ハイランドパークは、オークニー諸島のもので、決してハイランド地方のものではないのだとか。ちなみにLINNの本社グラスゴーはローランド地方です。
ところで、このバルヴェニーは、その時の気分ドンピシャで、自宅のマッカランが底をつきたら次はこれだと思っています。
2軒目はLINNのシステムを置いているお店。
こちらでも
「最近ウィスキー」
「スコッチ飲みたい」
「なんかよくわからないけど、色々経験したいのでおすすめ」←段々いい加減
と言ってだしてもらったのがこれ。
グレン・エルギン。
写真が悪いのですが、これもスペイサイドのもの。
これはバルベニーより癖があった記憶が(飲んでいてちょっとうろ覚え)。
でも美味しかった。
一番最近はもうだいぶいい加減になっていて
「ウィスキーおすすめ」みたいな感じ。
こちらも女性の店主で、気さくな方で「最近のお気に入り」と一押しのこれ。
ichiro’s Malt。
日本の秩父の蒸留所のもの。
これは、表情が豊かで、口当たりは尖っていないのですが、二口目、しばらく飲んで最後の方・・・と表情が変わるので、なんだか1杯で2度3度美味しい・・・という感じ。
番外編では、
洋食屋さんでカキを食べている時に、「アイラ島ではカキにはボウモア(スコッチ)をかけて食して、その地方の人はいつも酔っぱらっているらしい」という小話を聴いて、食にどん欲な父がお店に無理行ってボウモアを出してもらい、カキにかけて食べて、ストレートでも飲んでみたという。
これはさすがに薬品臭い感じがしましたが、カキとは合っていたなぁ!
バーというのは、カウンターのお客さんとバーテンさんとの化学反応で、ものすごく彩り豊かになる場所ということがわかって、「あちらのお客さんから」的なイメージはなくなりました。
以上、銀座のバー・レポート。
でもスミマセン。
地域密着型につき、お店の名前はここでは伏せるので、気になる方は是非直接Legatoまでお問い合わせください♫
どこもいいお店です。