様々な製品があり、それぞれ主電源のON/OFFがあります。
が、そのON/OFFってどの程度するものなの?
製品によって事情が異なるようです。
背面にメインスイッチがあるものや、
フロントパネルに電源ボタンがあるもの、
立ち上がりの遅いもの、早いもの・・。
★LINN DSMの事情
LINN SELEKT DSMご納品の際に、お客様から「毎日切るものですか?」と聞かれ「スタンバイで大丈夫ですよ」と言ったものの、場合によっては毎日電源を切りたい方もいるし・・と、メーカーがどういう風に考えているか聞いてみました。
・・・ところ、本国からの返答として、
SELEKT DSM4は、長期間使用しない場合を除いて、通常はスタンバイON/OFFでお使いいただくようにデザインされているとのこと。
その理由として、
主電源のONの時に情報の取得などのために起動に時間がかかること、
スタンバイにすることで、消費電力を少なく出来ること、
物理的にスイッチ部分の消耗、故障の機会を減らすこと、
そして、主電源のON、OFFの回数を減らすことは電源にとって好ましい。
※スタンバイ時の消費電力:28W
確かに、ここ最近のLINN製品は、KLIMAX DSM3、SELEKT DSM、MAJIK DSM4など、起動に時間がかかるのとメインスイッチが背面に配置されています。(KLIMAX DSM3は底面右手前)
ちなみに、電源OFFにしてはいけないということではないので、
バグが起こった時や、操作アプリに表示されないときは、もちろんOFFにしてください。
そして、最近のソフトウェアでは、ブラックリモコンのスタンバイボタンを20秒くらい押し続けると、リブート(再起動)がかかります。これは背面の主電源をOFFにするのと同じことなので、後ろに手が届かない!という場合はこれで再起動してください。
★Dela NASの事情
NASは入れっぱなしにしておくのがイイでしょう・・と思ったらそうでもないみたい。
DelaのNASは、毎日電源OFFできるように、起動が早いように設計されているのだそうです。
HDDなどの使用時間による消耗を考えて、使っていないときは電源消してね、というのがDELA NASの立場でした。
★OCTAVEの事情
さすがに真空管なので、これは音楽再生中以外は電源OFF!
空焚きにはご注意!
(気持ちよくなって寝ちゃう場合は、音楽信号がひたすら流れるよう、リピート再生しておくとか!)
NuPrimeは結構熱くなるので、あまり熱がこもるような環境では、OFFにされたほうがよいかも。
改めて確認してみましょう。。。
QNAPのNASは、DELAのNASとは反対に、立ち上がりに時間がかかるので、基本はONのまま使いましょう。
目安としては、電源の位置(背面:OFFしにくい/前面:OFFしやすい)や、起動時の時間のかかり方などで、毎回落とす(前面の電源、起動早い)、なるべく落とさない(背面の電源、起動遅い)となるかと思いますが、心配な場合はメーカーに改めて確認してみるのが良いかもしれません。
また、電源ケーブルを抜く、電源タップでOFFにする・・というのは、故障の原因となるので、お気を付けください♪
(竹田)