音は「結果」です。
手で掴む事のできない「音」ですが、すべては音楽信号の伝送経路に端を発しています。
音の出口のスピーカーで言えば、形、大きさ、材質、ユニットの特性、配置、数、内部構造・・・とこれだけあって、アンプやプリアンプ、プレーヤーの作り(回路設計や筐体の作り)は当然ながら、置かれるラック、ケーブル、スピーカーやアンプの置き方、鳴らす「ハコ」のことを言えば部屋の床や壁、建具の材質、下地、もっともっとありますが、これらを通ってきた結果を聴いているので、ちょーーーーーっとのことで変わって当然。
オカルトでも何でもありません。
ものすごい経路を通っているんですもの。
ちょっとバスが遅れて走って、いつもより心拍数が上がっていても普通に喋ったり歩いたりするように、音も何も変わらないように見えて、毎日の湿度や気温、ちょっとした動きで変わっています。
でもどこかでストレッチしたり体調整えておかないと、いつの間にか疲れがたまってぎっくり腰になるように、良くない部分をそのままにしたら何かをきっかけに急に悪く表に出る事があります。
なので、出来る限り当たり前に「よい」と思えることを。
色んな端子の増し締めだとか、
ケーブルにたまったホコリとったりだとか、
ラックやスピーカーの水平やガタとりだとか
ケーブルの端子は酸化しないようにバナナプラグやハンダを使うとか
電源極性の見直しだとか
もちろん電源の接続の仕方だとか
当たり前のような事を、もう1度見直しますと「やっている」つもりで意外と「え」ということがありますので、是非時々は見てみてください。
その変化は少しのようでいて、実は大きい。
先日、MAJIK DSM本体の裏側フォノ用アース端子が緩んでいたのを発見した時に、自分の忙しなさを反省したばかりなのでした。