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忙しい週末でした。夕方のひと時、少し時間があいて、聴こうとよけてあったレコードを店のLP12に載せました。

ハイ、Karouselに軸受けが変わったKLIMAX LP12 SE。最上位モデルです。

何気にスティービー・ワンダーの「Songs in the key of life」を。

これに収録されている「Isn’t she lovely」が好きで、セッティングでも時々使います。

赤ちゃんの声から始まるこの曲。今これを書くので調べたら、愛娘の誕生を喜んだ曲なのですね。ワタクシ、シナトラやソニー・ロリンズで聴いていたのでスティービーの曲だったとは今知った!!これがオリジナルだったのか、、スタンダードをスティービー風に歌いあげたのものだけど、うまく自分の曲にしてるよなーくらいに思っていました。。(とても好きな曲なので、素で驚いています)

数年前、若者に人気の日本のバンドがカバーしたのが流行って、それがオリジナルと思った若者たちが、本家をパクリだと言ったとかそんなニュースを見た気がしますが、、、。無知って恐ろしい、、。

話戻って、LP12。そうだった、その話。

とにかく、この曲を再生したら、「た、たのしい!!!」

もう楽しくて、いや、そうだよね、音楽ってそうだった。

多分、ここはこうなって欲しいなというのがオーディオで、それがなくなると音楽になる?

話は変わります。

昨日、ニューヨークの名物カメラマンだった、ビル・カニンガムのドキュメンタリー映画を観ました。ニューヨークのストリートファッションを撮り続けた人。

彼が、映画の中で言っている言葉が印象的でした。

オーディオと同じくらい、ファッションも私自身には意味深いものですが、オーディオの仕事をしていると、それは軟弱なような、恥ずかしいことのようなきがすることもありましたが、、。

以下、映画より抜粋。

「ファッションがなんの役に立つか?
ファッションは、、、(言葉を探して)

ファッションは鎧なんだ。
日々を生き抜くための。
手放せば文明を捨てたも同然だ」
(映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」より)

LP12で流れてきたスティービーの音楽に、ただ「楽しい!」と感じた時に、漠然とこの言葉が心に浮かんできました。

Karouselの、何の説明にもなっていないけれど、そんな感じなのです。
(竹田)

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