Legato EYES

CDの整理をしていて、カザルスの「ホワイトハウス・コンサート」のライナーノートを、何の気なしに手にとりました。

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時の首相ケネディに招かれ演奏したのは1961年11月13日。
カザルスがこの時なんと85歳!
そんなことに驚きながら、読み進めると、もっとびっくり。
今やだれでも知っているバッハの無伴奏チェロ曲は、カザルスによって見直され、広められたのだとか、
チェロの奏法を大きく変えた人だったのだとか、
あまりに何にも知らずに「カザルス」と聴いていた自分に一番驚きました。
それはそうと、このジャケットでケネディが腰かけてカザルスに向かっているのを見ながら、そういえばウェグナーのThe Chairが注目されるきっかけになったニクソンとのTV討論会の様子ってどんなかな・・・と写真を探してみました。
インターネットなんでもあるある。
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写っていますね。The Chair。
TV討論会は大統領選挙で初めての試みで、ケネディが選挙に圧勝したのは、このTV討論会に依るところも大きかったようです。
ケネディ自身当選後に「運命の分かれ目を決めたのは、なによりTV討論会だった」と言っているのですもの。
ちなみにこれはカザルスのコンサートの1年前の1960年9月。
さて、それから数年。
1963年11月22日の出来事が、翌23日朝、日本で初の衛星放送で流れることになります。
日米間での実験的な試みの放送で、人工衛星を推進していたケネディが挨拶するはずだったのが、暗殺事件のニュースになってしまったという・・・。
カザルスのライナーノートを手に取ったところから始まって、実家の母が52年前にこのニュースを目にしていたという話を聞いたのが、つい数日前のことでした。
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写真の籐のタイプのThe Chair(JH501)はヴィンテージ品。
最近になって、The Chairのよさが分かってきた気がします。
大らかで、主張が強くない。
長く付き合える椅子なのかもしれません。
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