オーディオに携わっていると時々あるが、感情が言葉や現象を超えて、泣きたくなることがある。
言葉は何にもならない。
でも言葉にしなければ、その先にゆけない。
そのジレンマに対面した時に、感情が揺さぶられ、これをどのように伝えたらよいか、どのように自分の中で処理すべきく、ほんとに悩む。
今日という日は、とても特別な日だった、
ラウンジでは「オーディオ哲学宗教談義」の第2シーズンが開幕し、これは、また新しい知識の扉を開くものだった。
なんの台本も打ち合わせもなく、知的好奇心のぶつかりあいにより、オーディオ文化の扉がまた開いた。
それは、哲学者黒崎教授と宗教学者島田裕巳氏だけでなく、参加した人の発言でも活性化され、素晴らしく、貴重な時間となった。
一方で、サウンドクリエイトの5丁目が本日クローズした。
来月末には2丁目に新試聴室ができて、移転となるけれど、また意味合いが変わってくると思う。
ちなみに、長年活躍した藤井はこれを機に独立し、自分の店を持つことになります。
普遍と思われるものごとは、いつのまにかそうして動き、ある時はたと大きな変化をもたらす。
でも、実は時間はずっと繋がっている。
私たちは途上に居る。
今回のテーマ「存在とはメンテナンスである」に即すならば、我々サウンドクリエイトは常にフレッシュな気持ちで音楽、オーディオと接することができるよう、変化を求める。
それは偶然にして必然であり、どこかで「超絶」を経験した段階からその事象に「慣れ」をもつのが人間で、ややこしい存在であると思う。
それでも、常にフレッシュな感覚でもって、挑戦し続けながらオーディオに携わりたい。そう思うサウンドクリエイトです。
新しいサウンドクリエイトに是非ご期待下さい。
今日この時に、これまでの全てに感謝を込めて。
サウンドクリエイトレガート 店長
竹田響子
石井、大分出張中…