SOUNDCREATE Eyes

1466_1●12月の某月曜日 新国立美術館にてリヒテンシュタイン展。
長期でやっているのに、どうしていつもギリギリまで行けないのか・・・。
やっと見に行きました。
ルーベンスの描いた可愛らしい女の子の絵をあちこちでポスターで見かけて絶対行こうと思っていたので、間に合ってよかった。

ポスターに使われている言葉やレタリングに装飾されて、ルーベンスのお嬢は一瞬お姫さんに見えます。
(だって、ポスターの宣伝文句が「ようこそ、わが宮殿へ」って書かれているんですもの)
そのイメージでつい行ったら、なんと愛らしい絵だったことでしょう。
小さい絵で、派手さはないのですが、他とは異なるキラッと光るものがありました。
子供の薄くて柔らかい肌は本物以上にリアル。画家に向けられる眼差しは、思惑やら何やらのかけらもない純粋な家族への親愛を感じます。
それでも好奇心は隠せない!賢そうな目。
しばし、足を止めて見入ってしまいました。
彼女の名前は「クララ・セレーナ・ルーベンス」。絵のタイトルにもなっていますが、ルーベンスの長女。・・・

もう少し進むとこれまたルーベンスの絵で、ごつごつした肌の感じや、ひげの強さが絵からでてきそうな肖像画。
これのタイトルは「ひげのある男」。

・・・肖像画って、依頼主は別でしょうが、画家の子供でも本人の名前をタイトルにつけることはほとんどないような印象があります。
これはルーベンス本人がつけたものかどうか知りませんが、おそらく自分だとして、よほどのことだったのだなぁ、と思いました。
当時5歳の彼女は12歳でなくなっているので、あとでつけたのか、描いた時につけたのか、とにかくルーベンスにとってクララがかけがえのない存在だったことを物語っている、生きた1枚でした。
全体的にもとても充実した展覧会ですが、今月23日まで!!あと3日です。

●12月某木曜日 米倉涼子のドクターX
先日終了した米倉涼子の医療ドラマ「ドクターX」。視聴率がすごくよかったんだとか。
私も見ていましたが、米倉さん演じるドクターはフリーランスの医者で、愛想もなければ媚も売らない。大学病院に勤務しているのに、権力には全く屈しない。群れない。
フリーランスなのでお金もとる!でもそれだけのことをやる。「私失敗しないので」という決め文句のもと手術をこなしていく・・・という超一流の腕をもったお医者さん。
お涙頂戴もない、さばけた主人公でした。
このドラマが、民放の年間視聴率のトップだときいて、なんだか日本の政治家を思ってしまいました。
消費税上げてもなんでも、スピードもって、きっちりやることやってくれるような、そんなリーダーを世の中は無意識に求めているのでは?と。
そんな優秀な人が、どこかからフイと現れてくれないもんかと。
そんな夢をどこかに持ちつつ、そうも言っていられないから選挙は自分の足で行こう、と早起きした16日の朝でした。

●12月最近
先日面白いコラムを読みました。TANNOYについて書いてあるもので、筆者の方の若い頃のエピソードの中「もう一生オーディオは買いません」と奥さんに誓約書まで書いてアーデンを手に入れたと、ありました。
その筆者が、今はTANNOYを使ってないどころか、私が知っているだけでも何回も一生をやられているので、吹き出してしまいましたが、「そうか、誓いというのは破られるためにあるものなのね」と妙に納得しました。
納得ついでに、来年自宅のシステムの一部を変える決心をコロリと致しました。
一生手放すことはないと思っていたのですが・・・。

●12月あたまより以前?
どこかの占いに「ボトルネック」になっている部分を解消すると、スッと仕事が進みます、と書いてありましたが、私のボトルネックはこのブログだったかも。
しかし、あれはいつの占いだったかな・・・。

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