Legato2Fにて、LINN MAJIK140+MAJIK DS-I(アンプ一体型DS)がいい音で鳴っています!
オーナーの方にも、「ここで聴くといい音なんですよね」とお褒めの言葉を頂きます。(自慢)
でも、実はそんなに特別な事はしておりません。
超高価なケーブルを使ったり、電源に高価なタップを使用したり、アースをひいたり、いい音がなるような部屋の構造にしたり、簡単にできないようなことは何一つしていないんです。
今日はその種明かしです。
①アース戻し
海外と日本では電源環境が異なり、「アース」という問題が常に付きまといます。冷蔵庫や電子レンジなどはアースのことを考えなくても、その影響は中々感じにくいですが、オーディオではどうしても聴きとることができてしまうのです。
サウンドクリエイトで、機材が本領発揮できるような電源・アースの取り回し、接続をご案内していますが、それはお持ちの機材によって異なります。
MAJIK DS-IやSEKRIT DS-I、CLASSIK MUSICなどは簡単。
写真の様に2-3P変換で3ピンのアースを表に出し、本体のGRD端子につなげ、アースを本体に戻しています。ここの環境は地面にアースが落ちていませんが、要はアースの流れが滞ったり、方向性をもたないアースがあっちにいったりこっちにいったりするのがよくないのです。
もっと詳しい事は店頭で・・・。
このアース戻し2P-3P変換(アース線つき)は、店頭で¥1,050で販売致しております。
電源環境が整うと、機材が本領発揮し、低域がぐっと伸びるようになります。「ちょっと高域がうるさいな」とか「低域がだぶつくな」という時は、これが原因かもしれません。
②Nuforce MAGIC CUBE
下の緑の丸枠がNuforce MAGIC CUBE。
これはちょっとお金がかかります。が、費用対効果は抜群です。
この製品は、スピーカーからの逆起電力をアンプに戻さないようフィルタリングしてくれています。
スピーカーのユニットは前後に動いて音を出すわけですが、ユニットが後ろに戻った時に、本来の信号とは別の、逆の信号を発電してしまいます。これが逆起電力。
これはアンプまで戻ってしまったり、他のユニットに悪影響を及ぼしたりします。
もともと、どんなアンプでも逆起電力のことは想定して作られているのですが、これがなければアンプはもっとユニット駆動する事に力を注げますし、不要な信号など無い方が良いに決まっています。
また、同時にケーブルを取りまわすことで必ず発生するノイズなどもここでフィルタリング。
「フィルター」という言葉を使うと、良いも悪いも全て一緒に濾過してしまうようなイメージがありますが、これは悪いものだけを取り除いてくれる、本当にマジックのような箱。
しかしながら、電源環境が整っていないと、つまり全ての帯域がしっかり出ていないと、イマイチ効果を発揮しなかったり、「音が薄くなる」「違いが分からない」というようなことがあります。
そんな時は、実は電源環境に大きな落とし穴が有る場合も・・・。
③吸音と拡散
音楽を聴く時、半分以上はスピーカーからの直接音では無く、部屋の反射音を聴いています。
だからって、壁を全部はり変えたりなどしたら大変!それこそ、「いくらあっても足りない!」です。
ちなみにLegatoの2Fは、全面板貼りで細長い部屋。更にRになっている壁は良かれと思えど逆にセッティングが難しい・・・という部屋。
どんな環境でも、定在波などを取り除いてあげたり、ちょっとしたことで全然変わるのです。
ちなみに、わかりやすいのは部屋の角。壁が垂直に向き合っている部屋の角は音が反射しあい、定在波が生まれやすい場所。そういう場所に反射と吸収両方をしてくれるものを置くと、音圧が変わるくらい、変化が有ります。
それだけ定在波に邪魔されているということなんです。
サウンドクリエイトオリジナルのMu-fleは、表革とスェードで出来ており、5枚のパーツを交互に組んでいるもので、置き方や置き場所によって驚くほどの効果を発揮します。
「つなげればOK」「置けばOK」というわけではなく、セオリー道理の効果を発揮してくれる「影の立役者」たちです。
◆Nuforce MAIGC CUBE 本体 ¥58,800(ペア)
※アンプにマッチしたフィルターは別売り ¥12,180(ペア)
◆SOUNDCREATE Mu-fle ¥9,450(1個)
使いこなし