以前AKURATE DS/K、AKURATE KONTROL/Kをご購入いただいたA様。
このご導入により、クオリティーがかなり上がったため、パワーアンプに物足りなさを感じるようになり、
低域がベールがかって少し曇った印象が気になっていらっしゃるとのことで、今回ご相談を受けました。
(今回のアンプ選びでは、軽いアンプにしたいというのもご要望!)
今回ご試聴したいご希望が下記のパワーアンプ4機種。
ご自宅のシステムに合わせてご試聴いただくのが一番!と、ご自宅でご試聴会となりました。
●TRIGON TRE50 ¥525,000 税込ペア
●Nuforce Reference9V3 ¥735,000 税込ペア
●Nuforce Reference18 ¥945,000 税込ペア
●LINN AKURATE2200 ¥577,500 税込
『お持ちのシステム』
プレーヤー:AKURATE DS/K
プリアンプ:AKURATE KONTROL/K
パワーアンプ:ACCUPHASE P4100
スピーカー:モニターオーディオ PL300
『主なご試聴曲』
ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲1番
ベートーヴェン弦楽四重奏
シューマン 幻想曲/アンドラーシュ・シフ
バッハ 無伴奏チェロ/アンナー・ビルスマ
新じょんがら二重奏
セリーヌ・ディオン The Power of Love
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エントリーNo.1
TRIGON TRE50
聴きだしてすぐは、ピアノのタッチが弱いかな、というご印象でしたが、10分くらいさまざまな曲を聴いているうちに、骨格がハッキリして音も迫力があって前に出てくる感じが素晴らしい!とのご印象。
静寂性があって分離も良くなり、クラシックには充分な低域のゆとりも感じられます。
エントリーNo.2
NuForce Reference9V3
甲乙つけがたい!
大編成のオーケストラ、バイオリンの音色など艶があって伸びやか。
TRIGONのように骨格がはっきりするのも魅力だけれど、こっちは空気感や音楽の漂いがあって素晴らしい!!
どちらも良いところがある中での、お好みはNUFORCEのようでした。
エントリーNo.3
LINN AKURATE2200
音が鳴ってほどなくして、「これが一番良い!」とおっしゃたのがLINN。
音質がナチュラルで、楽器の定位がはっきりしているのでオーケストラの立体感や奥行きが感じられます。
スイッチング電源で小さい躯体ながらもハイパワーの出力が可能ということをご体感され、CHAKRAパワーアンプの特徴である、大出力向けのバイポーラトランジスタと小音量時向けのモノリシックICのそれぞれの長所を融合したテクノロジーによって、大音量時や小音量の全く音が歪まないチャクラテクノロジーにもご納得。(※)
モニターオーディオは3Wayの4スピーカー(ダブルウーファー)構成で、ユニット数が多いため、スピード感があってパワーもあるチャクラアンプがマッチングしたのです。
(チャクラテクノロジーについてより詳しくは>>>LINN JAPAN ホームページで)
エントリーNo.4
NuForce Reference18
最後に2番目にご試聴されたNuForceも気にいっていらっしゃったので、Reference9V3の上位機種である、Reference18をご試聴。
Nuforceはインピーダンス補正回路が入っているので、スピーカーを最適且つ最大限に駆動します。
また先ほどまでとは違う鳴り方に、
「うーん、これは迷うなぁ…」
クリアで、音の奥行き、深みのあるサウンドステージの広大さ。
シャーシ剛性、シールディングの高さは圧倒的な静寂感につながっており、NuForceならではの空気感を最大限に表現していました。
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お好みとお持ちのシステムの適合性をじっくりお考えになったうえで、A様の出した結果は…?!
ご納品編に続きます…!!