ヴィンテージオーディオ

アメリカタンノイの「オートグラフ」が入荷しました!!
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日本に3台しかないTANNOY AUTOGRAPH STANDARD。
USAオリジナルの初期モデルで、1968年頃。
15インチのモニターゴールドが入っています。
そして、外観の状態の良さに驚くなかれ、
なんと「ワンオーナー」もので、製品タグまで当時のまま付いているのです!!!
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写真右は、上から、製品モデル名、使用ユニットタグ、製品タグ。
左は製品タグの裏・表。
モデル名には、Autograph Standardと書かれ、シリアルが刻印されています。
ユニットのタグには、「LSU/HF/15/8」とあります。モニタ-ゴールドの15インチのことですね。

アメリカ タンノイは、54年にNYで設立。
単なる製品の輸入販売ではなく、独自の製品開発もしていました。
しかし、こうした家具調のスピーカーが作られるのは68年ごろから。
しかも、74年にはアメリカ・タンノイは閉鎖されるので、すごく短い間しか作られず世に出た製品も英国TANNOYに比べるとずっと少ないのです。

ちなみに、この米TANNOY独自開発のAutograph、
外観も違いますが、例えば内部構造はこんな風に異なります。・・・

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左:英TANNOY AUTOGRAPH 右:米TANNOY AUTOGRAPH STANDARD

やはり構造は似ています。しかし似て非なるモノ。
両サイドのバックロードの構造は同じように見えますが、
英タンノイは、ホーンロードを引き伸ばしてみると途中まで緩やかに開口して最後にドンと広がっているように見えるのに比べて、
アメリカ タンノイでは最後の折りの部分は割と開口の大きいホーンで最後までストレートに広がっています。

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もちろん、音の違いはこのことだけでなく様々な要素の積み重ねですが、
英国TANNOYとは異なる、明るく素直な響きを持っているのは、この辺にも起因するのでしょうか。
聴いていて、やはり「オートグラフ!」と思わせるのもまた不思議です。

ちなみに、聞くところによると、このモデルの低域バックロードホーンの構造は現在のウエストミンスターモデルの原型になっているのだとか。
これにコーナー型のAutographのフロントホーンを合体させると現在のウェストミンスターモデルになる・・・といった具合。

「どちらがどう」というのではないのですが、低域が英TANNOYに比べるとハイスピードで、米国らしくJAZZも楽しめるというのが一番の違いでしょうか。
このアメリカ・タンノイで、ニューヨークフィルやシカゴ・フィルを聴いてみるのも面白そう。
とにかく素晴らしいスピーカーです。

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箱はバーチ材と集積材を組み合わせて構成され、サランネットは、特注の柄織りになっています。
サランネットが綺麗に残っているのも大変貴重。
前オーナーがいかに愛着を持たれていたかが垣間見えます。

ご試聴いただけるのは、もちろんこのスピーカーが店頭にあるうちに・・・ですが、
既に聴かれた方には「素晴らしい!」と大評判。

日本に3台しかないスピーカーですから、聴ける機会も滅多にありません。
TANNOYファンはもちろん、「一度聴いてみたい・・・」という方は是非お早めに!!

TANNOY AUTOGRAPH STANDARD
15インチ モニターゴールド入り USAオリジナル初期タイプ
サイズ:H1300×D555×W810
3,500,000円

 

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