毎日ひとつこと

よく、「イコライザー機能のついたアンプはありますか?」とか。
「I PODなどのように(JAZZ)とか(ボーカル)とかのジャンル編イコライザはないか」と聞かれることがあります。
確かに、「もう少しボーカルが際立たせたい」「サウンドステージが広く」「ロックに合う鳴り方」などが、手持ちのシステムの中でも出来たら嬉しいですよね。
さて、今日はちょっとアナログライクな方式による、サウンド調整(大げさにいえばグラフィックイコライザー!?)のご案内。
まずはこちらの写真をご覧ください。
    
これは、いずれもサウンドクリエイトオリジナルスピーカー。右がRFTユニット搭載、左がRCA搭載モデルです。
今回は、写真の通りRCAを再生している時のサウンド調整について・・・。
この「グラフィックイコライジング的」なサウンド調整の立役者は、当店オリジナルインシュレーター「Mu-fle」です。
写真に①、②、③と番号がふってあります。この位置にMu-fleを置いてみます。
今回鳴らしているのはずっと左のスピーカーです。
関係ないところに置いているように見えるかもしれませんが、こんな効果が・・・。
※写真の緑の線は、反響・レゾナンスを意味し、黄色い星印は、レゾナンスをMu-fleがキャンセルしている様。赤い矢印は反射とその方向を示しています。
① Mu-fleを右に置かれているスピーカーの上に置きました。
ここでQUEEN「Killer Queen」を聴いてみます。
音場に高さが出て、奥行が出ます。サウンドステージが広がりました。
上の写真でなんとなく見えますでしょうか?
この2つのスピーカーは、部屋の角に置かれています。
部屋の角は、垂直に向かい合った壁が反射しあい、レゾナンスを作ります。音のたまりやすい場所なのです。
更に再生中のスピーカーの音圧によって使われていないスピーカーの天板が「バンバン」鳴いています。
Mu-fleを置くことで、余計な響きが吸収・拡散されたので、音場が広がったのでしょう。
②今度はMu-fleを右に置かれているスピーカーの下に置きました。
同じ、Queen「Killer Queen」を聴くと・・・
フレディ・マーキュリーの声に厚みが加わり、ボーカルが前に出ました。
中域に厚みが出る感じになりました。
このスピーカーの下で起こるレゾナンスが、実際再生されているRCAのスピーカーの中低域に影響していたのかもしれません。
③実際鳴らしているRCAスピーカーの下に置いてみました。
同じ曲を聴いてみると、ベースラインやドラムが際立ち、個人的には一番ロック調に感じました。
これは本体下のレゾナンスをとりつつ、Mu-fleの表革面を反射として使い、低域に厚みが出たからだと思います。
置き場所でこれだけ変わるという・・・。
上記は店頭での一例で、レゾナンスや余計な「鳴き」はどこのお部屋にもありますので、これはかなりお手軽な「グラフィックイコライザー的サウンド調整」と言えるのではないでしょうか?
店頭で、是非お聴きになられてみて下さい。
  
      
            Mu-fle ¥9,450(1個)
Mu-fleの効用は・・・
スェード面は、余分な「鳴き」やレゾナンスを吸収し、表革の面で反射させ音を前に出す。
また、Mu-fleの複雑な形状でレゾナンスを拡散させています。

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