9月のつぶやきがアップされていたので、いつか書いたっけ…と思っていたら、三浦ブログでした(笑)。
9月某日昼
歩いていて急に孔子の言葉が浮かびました。
学生時代に擦り込まれたことって、大人になってから急に思い出したりしませんか?
「つれづれなるままに」「いづれの御時にか」「諸行無常の鐘の声」あたりは鉄板。
島崎藤村の「初恋」とか、萩原朔太郎とか中原中也とか、覚えたなー。
当時はただ暗記するだけで意味を理解していないから、順序が逆になったりしていました。
それはそうと、2500年前の孔子の言葉・・・今の時代でも旧く感じないというのは、すごいことです。
三十にして立つ、四十にして惑わず・・・。
五十にして天命を知る・・は、「ワタクシ既に天命を知っているんだけど」、といつもつぶやいてしまいます。
もちろん、この仕事!
ちなみに、オーディオに関しては一生「不惑」への道は遠いかも。
9月4日
まだ暑いけれど、9月の声を聴いたので衣替え。早く秋色に染まりたい。
部屋のアクエリアスがご機嫌にRed Garlandの枯葉を鳴らすので、衣替えもはかどる。
明日は橙のスカートに深緑のアンサンブルで行こう。
9月某日朝
「無性に腹立たしく感じてしまう日刊」
忙しない気分が続いた後、この日が来ました。
なんで、どうしてという思いが、自分の中にグルグル立ち込めて黒い気持ちになっていきます。
(大体の場合大したことないことでもやもやしているものです。)
朝店に入ってイライラしながらも無心に掃除しながら店が綺麗になるうち、一緒に黒い気持ちも晴れて行きました。
ちなみに、この日はシステム達が「まぁ音楽でも聴いて落ち着きなさい」と言わんばかりに優しく鳴ってくれます。
選曲はDS任せでシャッフル再生していたら、マーラー5番のAdagio(インバル指揮)とか、ベートーヴェン、ピアノ協奏曲5番の2楽章(LINN Recordsのハイレゾ)とか、よいタイミングで鳴らすので、開店にはすっかり晴々した気分に。
彼らに「ありがとう」と心でつぶやきつつ、店は生き物だなぁと思いました。
9月と10月の定休日の歌舞伎
9月は若手の役者による花形歌舞伎を朝と晩と堪能。
まさに「エンターテイメント」として楽しむ。
10月は「義経千本桜」の通し狂言。
歴史上の人物の、源義経や弁慶、平知盛などを中心としたお話ですが、吉右衛門の平知盛が素晴らしかった!
壇ノ浦の戦いで討ち死にした知盛が実は生きていたというフィクションである「渡海屋・大物浦」の場。
知盛は仇討を企みますが義経に見破られ、最後の時を迎えます。
その最後の碇とともに海に体を投げ込み自害するというクライマックスのシーンが有名で「碇知盛」とも呼ばれる演目。
人生の終わりを目前にした知盛には、様々な感情がかけぬけていきます。
壮絶な悔しさ、安徳帝を守れなかったふがいなさ、それでも義経が帝を守ってくれると約束してくれたこと(ここもフィクション)への安堵、平家没落へ向かう様々な事件、それに対する思い・・・その全てを、吉右衛門が演技で観客に感じさせます。
また、知盛自害のあと、その場を後にした一行の最後にいた弁慶が知盛の死を悼んでホラ貝を吹く姿にも涙。
敵とはいえ、主人に仕えるものとして同じ立場。
同胞のように思いを重ね、自分は義経を守る・・・という決心を見た気がしました。
1747年初演。今2013年。
人から人へ渡って続いてきた伝統芸能。それに触れる喜び、かくも大きなものでした。
9月20日近辺
咳が抜けない。
ビタミンをたくさんとります。
9月24日
CSフジの「STEREO ONE」の撮影をLegatoにて。
たった一言の挨拶でも噛みまくりではた迷惑な話。
10月のあたまにももう1件あるけれど大丈夫かしら。
(明日10月20日放映!)
9月月末
お客様とのお約束や備忘録、1日1頁の手帳でも、1頁には書ききれない。(字が大きく雑なため)
足りない分後方のページを使っているうちに12月のページが浸食されてきた!
そろそろ手帳を用意しておかないと・・・。
今年始めて使ったほぼ日手帳(ほぼ日刊イトイ新聞で作っている)、紙の薄さが具合がよかったので、今年も注文。
あ~1年てあっという間!!!
(竹田)