当店の通称「赤部屋」MAJIK DSMとMAJIK140での組み合わせで試してみます。
まず、最初に、Konfigを最新にアップデート。そしてDSのファームアップが出てきたらファームアップしてください。
Konfigを立ち上げ、DSを選択して、右上の「Speakers」を選択します。
この選択覧から今回はMAJIK 140を選択します。
この選択は何を意味するかと言うと、Optimisationは80Hzから下の部分をコントロールします。
そのためウーファーの位置が重要になってきます。この選択覧に出てくるスピーカーはすでにLINNによってウーファーの位置が測定されています。今現在では、LINN、B&W、KEF,Monitor Audio,Proac,Spendorのスピーカーが選択できます。
今後、選択出来るスピーカーはどんどん増えていくそうです。
この覧に現在ないスピーカーをお持ちの方は、完全なOptimisationは出来なくても、ユニットの配置が似ているスピーカーをお選びいただければ効果は体験できるはずです。
次に、speakersのとなりのSpace Optimisationを選択。
左上のCHANGE ROOM SETTINGSを選択します。
Room Dimensionsは部屋の寸法になります。
上からLengthは奥行き、Widthは幅、Heighは天井の高さになります。全てmで入力します。
次にこれからが追加項目になります。
それぞれ4方の壁の種類が選択できます。Construction Typeを押すと壁の素材の「UNKNOW」、「COCRETE」、「PARTITION」の3種類の項目がでてきます。
「UNKNOW」は分からない場合の標準、「CONCRETE」はコンクリート壁や躯体壁、石壁など、「PARTITION」通常の間仕切り壁で良いと思います。
更に、ADD FEATUREのボタンを押すと、その壁に対してガラスの窓、更にそれが1枚ガラスかペアガラスか
そして木製のドアかを選択します。そしてそれの大きさも入力できます。それも複数入力可能です。
今現在は、その位置までは入力する事は出来ませんが、壁の大きさに対しての割合で反射係数を測定していると思います。これもいずれは位置まで入力出来るようになるのではないでしょか。
次に床、天井の素材も選択できます。この項目は「UNKNOWN」、「CONCRETE」、「SUSPENDED」
「SUSPENDED」は天井の場合は吊り天井か、床の場合は浮き床のことです。床の選択は難しいですが、ほとんどの住宅は「SUSPENDED」になるのではないでしょうか。
この選択は実際にどちらが良いかやってみないと分からないかと思います。更にリスニングポイントの入力です。
正面の壁からの位置、向かって左からの壁の位置を入力します。
次に左右のスピーカーの位置の入力。
それぞれのスピーカーの外側のコーナーから、側面の壁、正面の壁までの位置を入力します。
更に「Bottom edge of Plinth to floor」は床から、スピーカーキャビネットまでの高さです。
この入力はこの高さによって、床からウーファーユニットの位置が変わるので入力するのだと思います。
かなり正確に考えられて作られております!!
ここには2つ、入力が出来るようになっております。
「Ideal Position」と「Practical Position」。訳すと理想の位置と実際の位置。
これは、例えばお部屋の動線など関係なく理想的な位置に設置が出来ればその位置をIdeal Positionにのみ入力します。
理想的な位置はあるが、動線やレイアウト的に難しい場合は、理想的な位置をIdeal Positionに、実際に置かなくてはいけない位置をPractical Positionに入力します。これはどのような処理をしているか確認中ですが、理想の位置の音質に近づけてくれるのです!!
全ての入力をして「OPTIMISE」を押すと数秒で計算してくれます。
当店の赤部屋では、52.73Hzの部分に-14.13dbのフィルタリングをかけていることになります。
OPTIMISEをかけるのとかけないでは明らかに違います。
すこし膨らむ低域もすっきりして、奥行き感、広がりとにかく違います!!
今まではEXAKTでしか出来なかったこの機能が全てのDSで体験できるのは素晴らしことです。
まだ不明な部分もございますが、分かり次第追加していきます。