え!!!
まだ続いていたの!?
・・と思われても仕方ない、スコットランド便りです。
あれから半年も経ってしまいましたが、まだ写真があるし・・・。
工場見学のあとは、併設するLINN HOMEへ。
LINNのカタログやホームページでたびたびお目にかかる部屋。
リビングでKLIMAX EXAKT350 SYSTEM。(このときはまだKatalystになっていなかった※)
※新製品というのは割とぎりぎりまでR&D(開発)から情報は出ないそうで、LINN本社の営業も、製品完成ほんの手前(プロトタイプ)でやっと聴かせてもらう。
それが一番ワクワクするときなんだとのこと。
リビング対面はEXAKT AKUDORIKとAKURATE LP12、AKURATE DSM。
一緒に鳴らしても、LINNはSongcastというパーティモードで、同期再生できる。
キッチンカウンターは、常に稼働しているので、LINN Homeでのイベントなどは、このキッチンが活躍するのだそう。
私たちはエスプレッソをごちそうになりました。
ここのエリアは、埋込スピーカーCustom2K104Cで。
アンプは、棚の中。
この7月よりSNEAKEY DSMに置き換わった製品SEKRIT DSMとSEKRIT DS。
埋め込みスピーカーもこんなに種類が豊富。
話がでたので、ちょっとだけご案内。
SNEKAY DSMがこの度生産終了となりました。
代わって発売されたのがこの2機種。
LINN SEKRIT DS(上)とSEKRIT DSM(下)
SEKRIT DS
20Wアンプ搭載で単体でスピーカー駆動も可能。
入力は備えておらず、シンプルにネットワーク再生のみを楽しまれる場合の1台。
ブラックのみ ¥200,000(税別)
SEKRIT DSM
33wアンプを4台搭載のDSM。4本の同じスピーカーを駆動する他、ブリッジモードにすれば50wアンプになる。
ブラックのみ ¥280,000(税別)
例えば、このアンプ1台で、バスルーム1 ペアのCustom 2Kと、キッチンのCustom 2Kを1ペア、合計4台を鳴らすことが出来ます。(同じボリュームになってしまいますが)
LINN Homeに戻って、寝室はSeries5 530。
勉強部屋はMAJIK109。
デスク上のMAJIK109・・。
スピーカーベース必要ないかな・・。
送ろうかしら・・・。
ところで、これらの部屋は、完全に仕切った箱状にはなっておらず(下写真参照)、大きなスペースを区切って使われています。
Space Optimiseについてはどうしているの??と尋ねたところ、やはり大きいスペースで計測しているそうです。
計測結果を「見たい、みたい!」と言ったら、まだ色々中途半端なんだと、ちらっとしか見せてくれませんでした・・。
さて、今回はLINN HOME巡りでした。
LINN Products、つまり製品の製造段階については、前回のVol.13で終了。
ここからは、LINNのバックボーンというか、体幹というか、そういうことを見ていくことになると思います。
確かな技術、自由な発想、尽きない探究心。
いつも「ありえない!?」と、驚くようなことをしているように見えますが、実は一つ一つをクリアし、確実に階段をあがってきているLINNのテクノロジー。
それがバックボーンと考えれば、会社という意味において、この先少なくとも何十年かはどこかで途切れたり違う方向へ行ってしまうことがないように思います。
LINNという会社自体、すごく遠くを見据えていて、それでも近くもきちんと見ている。
若いスタッフが多く、みんな明るく、楽しそう。
「お客様のニーズに応える・・というよりは、コレは面白いね!と思うことをやろうとするんだ」
簡単に考えつくことでは、ワクワクできない。
扱っているのは音楽だもの。ワクワクしなくちゃ。
技術があるから、発想が自由になる。
自由に作られたものは、時には作り手の手も離れて羽ばたいてゆく。
そして当然なのだけれど「音がよい」ということに指標が置かれている。
「時には、お客さんに理解されないこともあるけどね・・笑」
まだもう少し続きます。
スコットランド便り。