最近の LINN のスピーカーといえば、最新の EXAKTテクノロジーで完璧に位相を揃えて音を出すアンプ内蔵型がすぐに思い浮かぶことでしょう。
今回取り上げる AKUDORIK (アキュドリック)も、EXAKTシリーズの唯一の小型スピーカーとしてデビューしました。
片チャンネル4つのアンプを内蔵する DORIK Stand が見た目にも「ヤリそうな」雰囲気を漂わせる小型ハイパースピーカー。
その後リリースされた AKUDORIK /Passiv は、どちらかというと陰に隠れた存在。
従来のパッシブネットワークを搭載した “普通の” スピーカー。
実は当店でデモンストレーションする機会が今まであまりなく、しっかり時間をかけてセッティングした音は聴いていませんでした・・・
先日、お客様のリクエストもあり、MAJIK DSM との組合せで AKUDORIK /Passiv をセッティング。ミリ単位で表情を変える敏感さ、ピタリと定位決まった時の立体感!生演奏の様なライブ感!
あぁっ!思い出した。
以前(10数年前・・) ATC SCM50 を自宅に導入した時のこと。
LINN AKURATE212 と ATC のどちらかにしようと思い悩んでいた時、どちらのモデルにも搭載されている 大型ドーム型ミッドレンジの音が好きだと気付いたのでした。
昔のブログ
濃さとキレの良さを両方待っているこのミッドレンジがきっと人を惹きつけるのでしょう。
男っぽくレッド・ツェッペリンから、しなやかなミッシャ・マイスキーまで、さらにはバリバリエレクトロのクラフトワークだって、絶妙なバランスで生々しい音を楽しませてくれます!
AKURATE212 の後継機的な存在の AKUDORIK は さらに進化を遂げ、鳴りっぷりも良く神経質なところも無い扱いやすさをとても感じます。
今月いっぱいは店頭に常設しております。
ご興味ある方は是非一度お試しを。
金野