決して派手な存在ではありません。
しかしながらそのスピーカーから出る音は何とも立体的で奥深さがあり、なおかつライブの生々しさがあるのです。
Brodmann VC1。2ウェイ・トールボーイ型スピーカー と言ってしまうと平凡で面白みのないイメージになってしまいますが、実際のところは平凡とは無縁の、オリジナリティ溢れるアイデアとテクノロジーが詰まったスピーカーなのです!
この4mm の隙間がホーンレゾネーター方式の一部を垣間見せます。
ご存知の方も多いと思いますが、以前はベーゼンドルファー ブランドでスピーカーをリリースしていましたが、名門ベーゼンドルファーが YAMAHA に買収され体制が変わり、元々の母体を離れて ブロッドマン(Brodmann)として生まれ変わりました。
ベーゼンドルファー時代以降にさらに改良、磨きがかかり、さまざまなジャンルの音楽にフィットする守備範囲の広さも備えたスピーカーへと進化して行ったのです。
エンクロージュア内に一切吸音材を使用しないつくりや、バスレフポートの鳴きを嫌い スリット状の開口から出た音を、本体とは 4mm の隙間を保つアコースティックボードによって拡散させる独特な方法(特許:ホーンレゾネーター)でナチュラルでクリア、立体的な音を実現しているのです。
ここ数年、じわじわと人気を上げている Brodmann。
こんなに小さいスピーカーからどうしてこんなに豊かな空間再現ができるのか!?
絶妙な表現力!
雰囲気も出て解像度もある珍しいスピーカー!
ロックがこんなに決まるとは!!
11/25(日)明日まで、姉妹機の VC2 とともにご試聴いただけます。
ぜひ店頭でお確かめください。
(金野)