今回、LINGO4 搭載の LP12 をご納品しました。
実はお客様のご自宅にうかがうのは 約10年ぶりとなる久し振りのご納品。
この10年でお客様をとりまく環境が目まぐるしく変化し、様々な理由からなんとご愛用だった YG Acoustics や CD12 などのハイエンドオーディオを手放してしまっていたのです。
オーディオを再構築するにあたり、大きなポイントとなったのがアナログだったそうです。
ハイエンドから小型のシステムへと変貌を遂げたお客様のオーディオは、Rogers LP3/5A + naim audio nait2、そしてとりあえずのレコードプレーヤー。
これはこれで楽しいと、オーディオ復活の歯車が動き始めたのでした。
元々、大手レコード /CD 販売会社に長くお勤めのお客様は、まさに「no music no life !」を地で行く様なライフスタイルの方。
決して広いとは言えない部屋は CD で埋め尽くされ、新たにコレクションが始まったアナログレコードオリジナル盤の数々が目を引きます。
CD があまり売れない時代と言われる昨今、ファイル再生ではなくアナログへと向かった結果、目から鱗の音楽体験をしていると楽しそうに語るお客様が 、LP12 を最後の仕上げに選んだのは 自然の流れだった様です。
モノラル盤も、45rpm も オリジナルヴィンテージ盤も復刻版も聴きまくるので、やはり LINGO4 の存在は大きく、安定した回転を最小限の電圧で駆動するこの電源によって土台が決まっているかの様です。
「音楽とノイズが分離して聴こえる!」
「やっぱり良いアナログはライブの音がする!」
「オリジナル盤にはまってしまって困っています・・・」
と嬉しそうな表情が印象的でした。
(金野)