お客様のご要望で本店で実験中です。
ご要望は、
1つのプレーヤーで、
アンプとスピーカーは別々に駆動する。(切り替え使わずに)
その際、当店のバーチャルアースで、2セットのシステムの音が完璧にいい音になるように接続する・・・
それには、どのように接続して、どの種類のケーブルを使うのがよいのか・・・
シールド切りケーブル(シールド切り側、全てつながっている側どちらがOUTPUTにくるか)
LINN CDプレーヤー1台に、OCTAVEのプリメインアンプを2台(V70、V80)用意。
まず接続は下記の通り。
LINN CD→→OCTAVE V80(CD入力)/ V80(RECOUT)→→OCTAVE V70(CD入力)
アースがループして音質を劣化させないような流れで接続します。
問題になってくるのは、CDプレーヤーとV80(IN)、V80(OUT)とV70間のケーブルの種類です。
V80、V70、CDプレーヤーは、電源タップを3個数珠つなぎにしてそれぞれ別々に電源をとります。その際、アースは浮かしています。(タップの内部からはもちろんアースピンも外します)
アースをタップで共有して電位を揃えればいいという話(※)も聞きますが、当店のバーチャルアースでは、アースの落ちていない環境で、アースをいかに処理するかを考えています。
試せるケーブルは3種ですが、パターンは結構あります。
アンバランスケーブル
バランスケーブル
シールド切りケーブル(シールド切り側、全てつながっている側どちらがOUTPUTにくるか)
すでに話が長くなっているので結果から言うと、
CDプレーヤーからV80のINPUTへは、アンバランスケーブル
V80のRECOUTからV70へは、シールド切り(V80側で全つながり)
でした。
この結果以外は、中高域が抜けずにつまったり、低域がぼんぼんいったりして全然ダメ。
音の出方はまるで違います!
(これはあくまでも今日使用したシステムでの接続の場合。接続の仕方は機器によって変わります。)
※ ちなみに、個人的には、アースを共有するゴツイ電源タップやクリーン電源的なものは、多くの場合トランスが入っていて、変えたてはよくなった気がしますが、時間とともに少しトランスの鈍ったような音で、低域がかぶり中高域が歪んで、好みでありません。