今日は冬至なんだし、たまにはそういう季節感の感じらる話でもしたらいいのに、それ以外言うことがないのか!と言うくらい同じ内容のことばかりになりますが、またLINN SELEKT DSMの話。
今日はMAJIK DSMとAKUDORIK Passivをお使いの方が、スピーカー聞けるのならSELEKTで聴きたい!とご来店。
ご来店の前にご自宅で約2時間、いろいろな曲を聴いて、万全の体制で来られてのご試聴。
こうして考えてみると、試聴室も戦いの場です笑。
お客様も本気、メーカーも本気。
私たち販売店は、「ハッケヨイ」の行司かな。
勝ち負けじゃないけれど、真剣勝負であることは間違いなし。
さぁ、そうして始まった試聴試合、どうだったかと言うと・・・。
ご依頼のLINN SELEKT DSM/Katalyst DAC/Amp内蔵モデルをご用意で、SELEKT DSM、ボリューム50で聴き始められたお客様。
竹田:心の声(割と小さい音量で聞かれるんだなぁ)
しばらく何曲か聞かれるお客様。真剣なお顔。
数曲聞かれ、
お客様:意外とさっぱりしていますね。家で聴いていたMAJIK DSMだと、もう少し低域が派手に聞こえていたような。
竹田:心の声(いいはずなんだけど、どうしよう、おかしいな。セッティングか!?それともお客様のお宅の環境と違うからかな・・・汗)
竹田:実際の声「ご自宅のAKUDORIKが、棚に置かれているのであればその響きの低温の影響もありますかねぇ。横のワーフェデールがないと、もう少し開放的には鳴るのですが、一度同じ環境でMAJIK DSMで聞かれてみますか?(ここ、ごり押し)」
お客様:「そうですね・・。棚が一緒になっているからかなぁ・・。でも低音が結構もう少しドーントくるんですよねぇ・・」
竹田:「よかったら一度MAJIKで聴いてみましょう!」(かなりごり押し)
お客様:「お手間でなければ・・そうですね。聴いてきたんですけどね。」
竹田:「環境違うしMAJIKで聴いてみましょう!(私が聴いてみたい!)」
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MAJIKに繋ぎかえる。
お客様:「ほら、やっぱりこっちの方が、低音出てますよね」
竹田:(確かに・・ん、でも待てよ?さっきこの音量だったっけ?)「もしかして、先ほども今もボリューム同じですか?」
お客様:「もちろんです。ボリューム50目安で比較できると思って」
竹田:顔に血の気が戻ってくる。「あ、アンプ、全く違うので!音量同じじゃないです!聴感上で合わせたらSELEKTもっと数値的にボリューム上がります」(説明めちゃくちゃ。SELEKT DSM は、従来のLINN CHAKRAアンプと異なりDクラスの新設計アンプ。同じボリューム数値では聴感上同じにならないが、それは別にSELEKTの方がアンプが弱いと言うことでもない。細かい説明はうまくできないけれど、とにかく今は聴感上同じボリュームで聴いてほしい!早く早くー)
じゃ、変えてみましょうか!
お客様:そうなんですね!それでLINNのカタログの写真のボリュームが60になっていたのか!
もう1曲聴いてから変えてみてください。
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SELEKT DSM/KAに変える。
ボリューム57くらいから始めてみる。
お客様:「あ・・本当だ!ボリュームだったのか〜」
しばらく聴き直される。
竹田:(心の声)うふふ。うふふ。違う違う。
竹田:(つい漏れてしまう実際の声)「先ほどのピアノトリオのベースは、MAJIKでは華やかな低音で楽しいのですけど、SELEKT/KAだと、ピッチが合うので、そこで演奏されているように、弦の弾く感じが生ですよねえ」(すっかり安心)
お客様:「確かに・・・。」ライブ録音をかけて「こう言うのとか、音場が広いの全然違うなぁ」
竹田:「音場が、こっちまで(手を自分の方に向けて)来ますよねぇ!」(お酒が入ったくらい饒舌)
お客様:「確かに!!そうそう!」(竹田の印象のため、合わせてくださっているだけかもしれない)
なぜか、私の大好きなカティア・ブニアティシビリとかシュワルツコプの曲を選曲されるお客様。
ブニアティシビリの「Motherland」の1曲が終わった後に
竹田:「この録音て、MAJIKだと『ぽわん』としちゃうんだけど、これ全然違います!」(もはや自分の感想。どちらがお客様なんだか)
お客様:「そう!これ元々の録音がそうなのか、CDプレーヤーからMAJIK DSMになった時にだって随分『おお!』ってなったのに、これはもっと締まる!」
お客様&竹田の心の声:「いや〜・・・(無言)」
竹田:(SELEKT DSM-Katalyst真面目に検討しよう・・・。)
どちらがデモされているんだか・・・。
戦いの場では、時々立場が変わることも!?
(竹田)