久方ぶりに引っ張りだしたGARRARD 301。
繋いでみたけど音が鳴らない・・・ということでメンテナンスでお預かりしていました。
SMEのアームはカートリッジが外せない状態になっていたり、業者さんに出して少しテコ入れ。
アームの着脱が出来なくなっていた部分は中が腐食していたため、交換。
でも年代の揃うパーツを、と探してもらって少し長くかかりました。
その他、301のほうは軸受け、アイドラー、のオーバーホール他。
3012アームは、内部配線もオーバーホール。
元気になって帰ってきた301をご納品に。
…と、その前に、フォノイコライザーとしても使っていたLINN LK1(20年選手)が、DISCO LIGHTに。表示ランプがチカチカ点滅し、動かない状態。
事前に伺っていたこともあり、取り急ぎフォノイコライザーを2機種お持ちしてのデモンストレーション。
お持ちだった簡易のフォノイコライザーに繋げてみましたが少し音がもこもこ。
ガラードの良さがちょっと出ていない感じ。
TRIGON VANGUARDに変えると音がクリアになり、奥行きも出て、S/Nもあがりました。
お客様も「変わるもんですねー!」
ガラードは、やっぱりこうでなくちゃ。
最後にLINN UPHORIKを聴いて頂くと、「すごい、こんなに違うものですか。」と驚きの声。
奥行き、クリアさ、重心も低くなり、S/Nの高さも1つ上のステージに。
アナログで、しかも情報量が多くなって、スピーカーMcIntosh XRT25の今まで使っていなかった筋肉が動き始めたように、変わりました。
フォノイコライザーでこんなに変わるものか!と、驚かれるお客様の横で、
「そうなんですよ」と言いながら一緒に驚くの巻。
聴かれたレコードはこちら。
中々手強いリファレンスでした。