毎日ひとつこと

今週末のLegato2Fは、LINNのスピーカー3兄弟が揃います。

左からMAJIK 140、MAJIK ISOBARIK、AKURATE212SE。
そういえばセッティングしていて思い出したことが。
イタリア、ルネッサンス期の彫刻家ミケランジェロが、
「彫刻は、ただ大理石の中に埋もれている像を掘り出しているだけ・・・」というような言葉を残しています。
あの美しいピエタ像など、ミケランジェロには石の中にあるのが「見えていた」のでしょうか。
その言葉に深く頷いてしまうほど、寸分と無駄がなく、生きたまま時を止めたかのよう。
別の観点から見ると、永遠の静謐の中であの像は生き続けていると言えるかもしれません。
オーディオでセッティングするって、その感じに近いと最近思います。
特にLINNのDSがお店の定番プレーヤーになってから、セッティングが随分面白くなりましたし、音楽の発見が多いです。
CDの時と違いを一番感じるのは、低域の解像度があがったことで、低域の音階がクリアに追えると、リズム感も実在感も出てきますし、高域も綺麗に伸びます。
オーケストラのコントラバスやティンパニ、大太鼓などが曖昧にならずきちんと再生してくれるので、先日聴いたウィーンフィルを思い出しながら、コントラバスがこんなに出しゃばってなかった、管楽器はここはもっと抑えて伸ばしていた・・・と、スピーカーの位置を変えたりチューニングアイテムを駆使して・・、まぁ夜が更けていくのです・・・。
そんなこんなで、なんとなくDSを再生機としてセッティングしていると、音をこう掘り当てて音楽を編んでいる感じがして、ミケランジェロの言葉を思い出したのでした。
週末は、LINNのスピーカーで音楽を掘り起こします!?
MAJIKレンジはMAJIK DSMで、AKURATEは珍しくOCTAVEのプリメインアンプで駆動。
もちろんどちらもつなぎかえ出来ますので、お気軽にお申し付けください。
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