この場で「試作スピーカーベース」のことを書いてから、随分時間がたってしまいましたが、今日は経過報告です。
まずは構造から。
シナ合板で作った木枠の中に砂を入れ、その上にまたシナ合板で蓋をするというような単純な構造です。
また、シナの板には補強のため、アルミの板を取り付けています。(アルミは少し弱かったため、ステンレスに変更予定)
シナ合板を使った理由としては、音の響きが素直だから。
お店では、LINNのARTIKULAT350Aを置いて実験中。
皆様ご存知の通り、350Aは左右あわせて12発のチャクラアンプを搭載したアクティブ式スピーカー。まさしく12発の大型エンジンのあるジェット機のようなもの。
ジェット機も土台がしっかりしていなければ飛べないように、350Aも土台がしっかりしなければ音が揃いません。つまり、いい音といえません。
そこで、このベースの役割ですが、砂でフローティングして振動を逃がしてくれるのです。
結果、音が抜け前に出て、音圧があがりました。スピーカーだけでなく、QUADRAのラックの下にも置きましたが効果絶大!もともと、ARTIKULATの低音があまりにも出るので、ベースを作ろうというのがきっかけでしたが、試作1回目にしては我ながら中々の効果で、ちょっと嬉しい・・・。
今は途中経過。砂が落ち着いてきたので別のものを入れてみたりまだまだ試し中です。是非一度聴いてみてください。
余談ですが、昨日LINNのKOMRIをKLIMAX SOLO2ペアで鳴らしているお宅に、更にもう2ペアの納品に伺い、KOMRIのクワトロアンプ(?)の音を聴きました。・・・なんと言ったらよいか言葉になりません。
明日は、店頭でKOMRIバイアンプのイベントが行われますが、あの素晴らしさに少しでも近づける音を作りたいと思っています。
今日は帰れるかな・・・。
(石井)