最近、システムのシンプル化のご要望をよくいただきます。
こちらのお宅でも、セパレートのシステムを横型のAVラックに、大型の液晶TVで楽しまれていました。
テクノロジーの進化で、小型でもとてもよい音になり、リビングを広々使いたいということで、思い切ってのシンプル化。
スピーカー然としておらず、カジュアルにおけて、それでいて音楽性豊かなDavone Mojoと、A4サイズくらいのLINN SEKRIT DSM。
実はお客さまの以前のシステムはLINN AKURATE DSMとパワー、212のスピーカー。10年近く前からご愛用頂いていたので、機器それぞれ進化を遂げています。
お客さまとしては充分楽しんだし、これからはもう少しカジュアルに楽しみたいということでの大英断。
あまり音質が落ちるのも…と、最初は御心配もされましたが、鳴らしてみて「あぁ、これにして良かった」とにっこり。
今後の予定はTVの壁掛けだとか。
オーディオでは、絶対にこれでないとということはありません。
見た目も音もサイズも使い勝手も構成も、見て聞いて触ってご自身が気分の良いものが一番。
そこまで行くには回り道も必要ですし、それは実は回り道ではないのです。
お客さまのホッとした笑顔が何よりの証拠ですね。
(竹田)