先日入荷したTannoy mid Autograph・・飴色モニターレッド12インチで聴く、Duke Ellington Loveless Love。
ホッジスの、インテリジェンスにうねる音色は、暑すぎず・冷たすぎず・いい塩梅の温度で、いついかなる状況でもワタクシのハートをつかみます。
これは12インチモニターレッドならでは・・かと。
LINN KLIMAX EXAKT350で聴く、ハイドン 交響曲88番。ヨッフム指揮ベルリンフィルの演奏で。
ヨッフム指揮・・というと、ブルックナーなどの大きくて手強いオーケストラをパッと思い浮かべてしまうのですが、ハイドンの88番は、柔らかさと優しさい響きが魅力で、緊張を強いない感じです。
EXAKT350の場の空気を包み込む大らかさ、豊かさが、曲と相まって雄大な自然を思わせます。
SELEKT DSM KAで鳴らすBrodmann F1では、ベルガンサが歌う「自分が自分でわからない」と歌う恋する少年ケルビーノの若き情熱、敬虔というよりは楽し気に歌うオッターのバッハ カンタータ30番を。
Brodmannそのものの呼吸が、歌い手それぞれの息遣いを切ないものにしたり、熟練の歌い手として聞かせたりするのに不思議を抱いたり。
ボリューム抑え目でラフマニノフのピアノコンチェルトの音楽の持つ大きなうねりをかんじながら、LINN MAJIK140をNuPrime IDA8で鳴らす方法もあるな…と思ったり。
JBLの顔をして、実は中身はイギリスっ子。LONDON Westernが、JBLやALTECよりハイスピードに、かつ知的になるので、マイルスはやはり、頭脳派だと思うのでした。
お客様にご案内しながら聴く、そんなサウンドクリエイトの1日。
(竹田)