LINN MAJIK LP12をお使いのお客様からご連絡を頂きました。
「レコードの外周でのみパチパチ音がする。」とのこと。詳しいスタッフに相談したところ、おそらくMMカートリッジADIKTのカンチレバーの角度が問題かも?とのこと。
カンチレバーの先端には、レコード針がついていて、この針がレコードの溝を通っていく時の振動(=カンチレバーの振動)を、カンチレバーの根元についたマグネット(これはMMなので、ムービング・マグネット。MCはムービング・コイル)が電気信号に変えます。
カンチレバーの角度、見てみましょう!
まずは、カンチレバー OK画像から。
上の写真は、カートリッジをしたから見た図。カンチレバーは、ケースの溝に対して真っ直ぐに収まっています。下は横から見た図です。ケースに対して角度は15度くらい。
カンチレバー ダメ画像
・・・という具合です。
さて、肝心のお客様のパチパチ音ですが、上記踏まえてご案内したところ、カンチレバーが曲がっているとのこと。
レコードに針を落とす時に、うっかりはねてしまったことが時々あり、それが原因で曲がってしまったと思われます。
カンチレバーが、曲がって更に寝てしまっていると、レコード盤の端の膨らみにADIKTのケースが触ってしまうため、パチパチ音が出ていた様子。
こんな場合は、上の写真のような針の部分だけを取り替える「針交換」ができます。
(竹田)