Legato EYES

先日お客様のお宅での話。
「いやーいい加減なものですよ」
と持ってこられたのは、2枚のCD。
ヴィヴァルディの「四季」でレーベル、演奏者の異なるもの。
こんな間違いがあったんですよ。
と指された先が、赤線です。

同じ曲なのに、上は「ホ長調」で、下は「ホ短調」。
正しくは「ホ長調」でした。
これは完全なるミステイクですが、お客様がお持ちの「四季」数枚のうちのほとんどが「ホ短調」となっていたそうです。
「そうして見ると結構間違いあるんですよ~」と皆で笑いました。
次の日、リッピングしていて見つけましたよ、私も!
これ結構あります。
ベートーヴェン交響曲第3番の1楽章 Allegro con brio。
下線は音楽用語で、イタリア語。
con brioは活発にという意味なので、快活に速く演奏する・・・ということですが、
これ、よくAllegro con bioになっているのを見ます。
一語ではありませんが、bioはイタリア語でもバイオグラフィーとか、バイオリズムなどに共通する接頭語で、生命とか生物とかの意味を持ちます。
Allegro con bioだと、なんとなく、細胞レベルでの話になってしまいそう・・・。
他人の間違いを笑っていたら、自分でタイピングしたものはもっとひどかった。

ブタームス・・・って。
文字の打ち間違いで、意味がすっかり変わってしまうことって結構あるものですね。

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