ここのところ、バーチャルアースのお問い合わせんたくさんいただきます。
弊店に初めてお問い合わせを頂く方も多く、はじめは高価なタップやケーブルから弊店のご案内のタップに変えられることに躊躇されますが、決心された後、皆さま導入後の音質アップに「目から鱗」「何が悪いかわからずモヤモヤしていたが、すごくスッキリした!!」と仰います。
私もだいぶご説明に慣れてきたかも!?
ところで、このお勧めする正しい接続に関して、大切なことがあります。
重要なのは、タップを変えるだけでなく、機器間の接続の見直しも必要で、これらトータルで行うことが超重要で、タップだけ、ケーブルだけでは意味を成しません。
さて、なぜ私たちが「正しい接続」と言い切るか。もう少し説明を加えたいと思います。
プレーヤー、プリアンプ、パワーアンプ各機器は、それぞれ、構造上、
・シャーシと電源のアースとRCAのマイナス端子が全部つながっているもの(例えばA)
・シャーシとRCAのマイナスの間に抵抗を介しているもの(例えばB)
など、いくつかの種類にグループ分けすることができます。
それらの機器は、必ずインターコネクトケーブルで接続されるため、インターコネクトケーブルの構造は大変重要になります。
たとえば、RCA端子のついたケーブルでも、中味が1芯シールドと2芯シールドのものがあります。
1芯シールドはホットとシールドで構成されており、両端ともにRCA端子に繋がった状態。
2芯シールドのシールド切ケーブルは、ホットとコールドとシールドで構成され、片側は3つをすべてRCA端子のホットにプラス、コールド側にシールドとマイナスがハンダ付けされています。もう片方はRCA端子のホットにプラス、コールドにマイナスのみハンダ付けし、シールドは浮いている・・というもの。
そのほか、XLRバランスケーブルがありますが、世の中のアンプでバランス設計されているものは、ごく少数です。XLR端子はついていてもバランス設計されているわけではありません。
お持ちのアンプがどのタイプにあたり、これらのどのインターコネクトケーブルを使うと、機器間のアースがつながらないか。更に電源の取り回しや、優先順位によって、アースの影響を受けないようにできるか(せっかく機器間の接続を正しくしても、電源タップで全部の機械の電源アースが一緒になってしまったら台無し。更に電気が通るところに磁性体の金属を使っていることも超ナンセンス)など、トータルでやらなければ無意味です。
接続が一つ間違ってもダメ。なので、ご相談くださる時はぜひ、接続されているシステムを教えてください♫
トータルでの接続の仕方をご案内いたします。
(竹田)