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いつも思うことなのですが、人の好み・趣向はどのように出来上がっていくのでしょうか?

おそらく、自分から意識して探り当てることよりも、衝撃的な体験や影響力のある人との出会いが大きく作用しているケースの方が多いのではないでしょうか?

個人的には、母親の郷里の料理の味や楽器の音色、幼少の頃父親がよく聴いていた音楽などが、ここ数年やけに気になるというか欲している事に気が付きます。
長い間ずっと忘れていた感覚を取り戻したとき、素直にその追体験をしようとしているのでしょうか?
皆さんはそういった体験・感覚はありますか?

胎児の記憶は4才くらいまで覚えていると言われています。
母親が子供に質問すると、「暗かった」とか「でんぐり返ししてた(逆子)」とか、胎内の記憶を話すことがあるらしいのです。

つい最近3才になった我が家の息子は、母親の”家事の友”=John Lennonを聴くと、異常な反応とも思える興奮状態になります。「大好き」だそうです。
おなかの中にいるときから毎日の様に聴いていたからなのでしょう。
特に「Give Peace A Chance」「Imagine」は大のお気に入りのようです。

自分の記憶をたどってみると何となく感傷的になりますが、息子の姿を見ていると「血」だけではなく「感覚」でつながっている事を実感します。

以前ブログで書いた「生まれ年のアルバムはお気に入りになりやすい」という内容もあながち間違っていないかも!?

(金野)

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