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今日のワタクシは、隙間産業、、いやいや、隙間作業の1日でした。
今日の大発見はこれ!
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このKLIMAX EXAKT350の低音に苦労させられていて、ああでもないこうでもないと、金野とふたり脚立に上ったり窓に上ったりしておりました。
その時!!
金野が中央の柱に手をかけたその時でした。
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えーーー!!そこにそんな隙間あるの!?!?!?
ということで見てみたらこんな感じ。
約13㎝幅奥行10㎝くらいの隙間が上から下まで。
もともとの躯体に壁をこさえているのですから当然と言えば当然ですが、気が付かなかったよ!
こんなスピーカーの間に大きな隙間があったらここでレゾナンス起こっているの当然でしょうと、吸音材を入れてみたり。
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ところが、上には上がいるもので、隙間の先にはもっと細い隙間があったのです。
写真でお分かりいただけますでしょうか?3㎜幅くらいの隙間が上から下まで。
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考えてもみてください。
Brodmannが小さなユニットの2ウェイであんなに豊かな低音を出すのはなぜでしょう。
隙間!!もとい、スリット効果です。
スピーカーの筐体、材質、ユニットからの出音、すべて合わせて計算しつくされた長さと幅のスリットの効果があの豊かで美しく有機的な倍音を作っているのです。
それがです。それが何の計算もなく、がーっとスリットが入っていたらむやみに音を膨らますだけになるでしょう。
しかもこの3㎜幅のスリット、おそらく奥行5㎝以上ありますので、最悪です。
スリットは味方にもなりますが敵にもなるのです。

そこで、隙間産業ならぬ隙間作業で、東急ハンズで買ってきた窓の隙間などを埋めるクッション材で埋めていきました。
するとあら不思議。
声の通りもよくなり、部屋が静かになりました。
防音効果もあるかもしれません。
躯体の上に出来た壁が抑えられたせいもあるでしょう。

なにこれ楽しい!
ついでにがたがた言っていた窓(仕方ないよね、1953年に出来たビルだもの)の隙間もクッション材で埋めていくと窓の鳴きも緩和され、どんどんよくなる!!

多分どんなお宅でも窓や隙間はあるはずなので、お部屋の中をぐるり見渡して見てください。
本だなと壁の間の隙間は、布や吸音材がよい。
窓の隙間などはクッション材。
プラスチックやガラスの鳴き留めはゲル。

適材適所というものがあります。
オーディオは部屋だというけれど、確かにその通り。
でもあきらめる必要ありません。
お家を新たに建てなくても、イイ音のする部屋づくり、材料はいくらでも手に入りやすくなっているので、いくらでもできます。
(竹田)

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