今度のMAJIK DSMはDALI Helikon400を鳴らします!
お客様は当ブログをきっかけにご来店。
丁寧に読んでくださっていて、セッティングのことでご相談にいらして頂いたのが始まりでした。
リビングに設置されたPIEGA TS3とLINN SEKRIT DS-I、もう少しよくならないか・・・と。
お部屋の響きが多いということで、ラグを敷いたりするのをお勧めして、
今年に入って、弊店得意のオリジナルボードの記事でご来店頂き、
ついでにアース戻しと一緒にご案内させて頂いたところ「激変!」と、
変化をお喜び頂きました。
ミッドセンチュリーとデンマークを混ぜた居心地のいいリビングで、
とっても伸びやかなTS3。
(あ!ソファはウェグナーのゲタマですね!!)
そうこうするうち、MAJIK DSMが新型になったり、弊店の2FでDALI Helikon800を鳴らす機会に足をお運び頂いたりで、メインシステムのDALIにMAJIK DSMを導入される運びとなったのでした。
400は、CDプレーヤーと結構力のあるプリメインアンプで鳴らされていましたが、
ここ最近リビングのシステムの音がすっかりよくなって、操作も快適だし、
何より800がDSM1台であれだけ鳴るならと。
さて、お部屋にDSMを設置して鳴らしつつ、SPACE OPTIMISATION・・・といきたいところですが、グッと我慢してまずは通常のスピーカーセッティング。
キャビネットとのかぶりが気になりますか?
大丈夫。
スピーカーと横の壁が近いので、かえって壁からの響きを左右合わせたほうが、
断然「雑味がなくなった!」ということに。
MAJIK DSMは力があるので、キャビネットの影響もなんのそのなのです。
大体位置が決まったところでまずは聞いて頂き、
この後「スペース・オプティマーイズッ!」
・・・
全然違いますね~
「耳年齢アプリ」というソフトで測定したら42歳と出てがっくりしたんだけど、
オレの耳もまだまだだな~。
(お年より10年以上若い結果なのだからがっくりする必要ありませんが)
音が変わるたびに
「あ、これ聞きたい。これ、もっと重たかったんですよ。
軽く鳴るなあ。これは気持ちいいなあ。
あ、ちょっと待って、これだけ。こんなふうに鳴るのか。
ちょ、もう1曲だけ!すごい、曲によってちゃんと鳴り方が違うなあ。」
今までは、すべてがドロンとして重たい音だった。
でも、DSMで鳴らすと、それぞれ曲によって、録音によって違いが出てくる。
あまりよろしいと言えない録音のものも、すごくいい。
・・・
超のつくミュージック・ラバーで、なおかつオーディオも大好き。
学生さんの頃お父様との間で、学年で一番の成績とALTECをかけて、見事勝ち得たというお話を伺いました。
音楽とオーディオ、両方の情熱、愛着、そのいずれも妥協なく目の前で鳴ってくれたらどんなに気持ちがいいでしょう。
モノ、特にオーディオに愛情をかけるのは、色々なかけ方があります。
Legatoとしては、お金かけて力づくで高いケーブル・・・というよりは、
その前にやりたいことがたくさんあります。
セッティングの細やかなことは、もしかしたらお店で何かアドバイスが出来るかもしれません。
でも、何よりも使う人の気持ちなくては始まらないこと。
お伺いして初めに聴かせて頂いたPIEGA TS3の音から、
MAJIK DSMとDALIの「幸せな結末」を見た気がしました。
すべてが卸したてで、まだまだエージングの必要があるというものの、
DALIを通して次々に流れる音楽がその片鱗を十分に感じさせてくれて
すがすがしい夜更けの帰り道だったのでした。